A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

アマゴとヤマメ in 静岡(+各国で食べた川魚)

うちの地元の川は鮎の友釣りで知られていて、毎年6月頃から多くの釣り人でにぎわいます。とは言っても実は自分、鮎はほとんど食べたことがありません。

自分では釣らないし、数年に一度、知人からもらう程度。自分にとって川魚と言えば、なんといってもアマゴです。今は全然ですが、子供の頃はよく食べました。

夏休みは毎日のように川で泳ぎつつ、アマゴをモリで突いてとってそのまま川原で焼いて食べていたことを、懐かしく思い出します (今はこんなことできません)。

伊豆修善寺に行った時、「ズガニうどん」ののぼり旗に惹かれて入ったお店「安兵衛」では、うどんと一緒にアマゴの塩焼きもいただきました。こちらも美味しかったです。

静岡で食べられる川魚と言えばもうひとつ、ヤマメがあります。アマゴとヤマメは生息域が大きく二分されており、静岡県は西日本太平洋側のアマゴ生息域に分類されます。

ただ、県中部の山側、いわゆる「オクシズ (奥静岡エリア)」では、下図のとおりヤマメ生息域が混在し、名物としていくつかのお店で提供もされています。

次の写真は「見月茶屋 (Map)」でいただいたヤマメ料理。塩焼き、唐揚げ、お刺身と、どれも美味しかったです。脂が上品なサーモン (マス) といった風味。

静岡県は海の幸も豊富なので、普段は自分も海の魚ばかり食べていますが、こうしてたまに食べる川魚の繊細な美味しさには、毎回ため息が出るほど感動しています。

* * *

続いて、これまで各国で食べた川魚を紹介します。海のない国にもいたし (ウズベキスタン、エチオピア)、盛んに川魚を食べる地域もあったので、川魚は意外と身近な食材でした。

聖ペテロの魚@ヨルダン
ペラの遺跡を見学した後にいただいた現地の名物料理。"St. Peter's fish" はティラピアのことです。キリストが洗礼を受けたヨルダン川があるだけに、聖書ゆかりの名前 (愛称) がつけられていました。泥臭さも少なく、とても美味しかったのを覚えています。

ティラピア&ナイルパーチ@エチオピア
エチオピアで魚と言えば普通はティラピアですが、やや値は張りましたがナイルパーチが食べられるお店もありました。どちらも淡白な白身ですが、泥臭さが強いお店もあり、日本人の感覚では食べにくいものもありました。基本はフライ。

ライギョ@インドネシア
ライギョはインドネシア各地で食べられています。写真1枚めはバンダアチェのお店でいただいたカレー。クセのない白身でカレーとも相性抜群。2枚めはバンジャルマシン近郊のマルタプラで食べた焼き魚、現地でハルアンと呼ばれていました。3枚めはハルアンと一緒に様々な魚 (どれも淡水魚?) が売られていたマルタプラのマーケット。

ナマズ@インドネシア
ライギョとともにナマズもインドネシアではよく食べられています。写真はパレンバンの川沿いのレストランでいただいたナマズの蒸し物。上品で繊細な味わいはとても美味、自分の中でナマズのイメージが大きく変わりました。

ザリガニ@インドネシア
川魚ではありませんが、淡水生物なので一応入れておきます。美味しかったですよ、なかなか。エビとカニの中間みたいな。ジャカルタ近郊のザリガニファームでいただきました。

川魚@タイ
タイは海の魚はもちろん、川の魚も多彩でした。ナマズからティラピアまでいろいろ食べましたが、あまり細かい魚種はわかりません。写真は上からティラピアのフライ、お刺身 (たぶんソウギョ)、ナマズの揚げ物のサラダ (ヤムプラードゥクフー)、プラーソム (なれずしのルーツとも言われる発酵食品)。

川海老@タイ
タイでは海のエビもよく食べられますが、例えばトムヤムクンも由緒正しきレシピなら、川のテナガエビを使うのだとか。海のものにも負けない美味しさです。写真は上からトムヤムクン、塩焼き、焼き、揚げ、茹で、レモングラスサラダ、小エビのかき揚げ、小エビの素揚げ。

カニ類@タイ
塩漬けのサワガニは非加熱のままソムタムに混ぜて食べます (ソムタム・プーパラー)。だいぶクセありですが、慣れるとこれがなんとも言えず美味しく感じました。。タイはカブトガニを食べることでも有名ですが、タイのカブトガニは川のかなり上流 (完全淡水) にもいるそうです (普通は下流の汽水域に生息)。

揚げ魚@ウズベキスタン
二重内陸国のウズベキスタンで魚料理と言えば、淡水魚二種類、スダック (パイク) とサザン (コクレン) のフライがよく食べられています。ウズベキスタン人は野趣に富んだ (やや泥臭い) サザンを好む人が多いようでしたが (写真1枚め)、自分はより淡白で臭みもほとんどないスダックが好きでした (写真2枚め)。

干し魚@ウズベキスタン
チョルスーバザールなど市場に行くと、日本人なら嗅ぎ慣れた魚の干物の匂いがするのに気がつくでしょう。自分も一度買ってみましたが、かなり塩がきついのと、基本はサザンなのでやはり泥臭かったため、食べきるのはちょっと辛かったです。燻製もされていて、悪くはないんですけどね。

カルマ@ウズベキスタン
ウズベクの一番西、カラカルパクスタンのご当地料理であるカルマは、川魚のほぐし身がたくさん入ったお粥のような料理です。ただしお米ではなく小麦またはソルガム。まずは小麦粉で薄い生地を作り細かくちぎって柔らかめに茹で、ほぐした魚の身と混ぜたもの。スープにとろみあり。チュルチュルのワンタンの皮のような食感に、魚肉の旨味がからみつき、なんというかとても上品な中華料理を食べているような味わいでした。

ソルガムは団子を作るでもなく、ドロドロに溶けていました。こちらは魚感がよりダイレクトに感じられ、魚の旨味では一歩上を行っていました。しかしどちらもすこぶる美味しかったです。タシケントから同行したウズベキスタン人スタッフも初めて食べた (初めて聞いた) そうで、その美味しさに驚嘆していました。

魚卵のカツレツ@ウズベキスタン
上のカルマをいただいたお店 (フィッシュハウス/Map) では魚卵のカツレツという珍しい料理も。もともとロシア料理だそうです。ウズベキスタンのことなので、淡水魚の卵だと思います (たぶんロシアでも)。

以上、やはり美味しいです、川魚。もっと食べよう。