11月28日は「フランスパンの日」だそうです。「いい (11) フ (2) ランスパ (8) ン」の語呂合わせとのこと。
日本語は語呂合わせでいろいろな設定 (こじつけ) が可能ですね。KFCは「いい (11) ニワ (28) トリの日」としてサービス価格品を提供したそうです。まあそれはさておき。
これまで各国でいろいろなパンを食べてきたので、少しまとめてみようかなと。それぞれ印象的なものを。
中東
■ホブズ@サウジアラビア/カタール
ピタパンは地中海周辺地域で広く見られる、直径20cmほどの円形の平たいパンです。アラブではホブズと呼ばれ、豆のペーストをつけてそのまま食べたり、半分に切ったホブズを開き中に豆のコロッケを入れたり (タアメーヤ)、焼いたお肉を包んだり (シャワルマ)、毎日の食事に欠かせません。自分も本当によく食べました、大好きです。



■イラクパン@ヨルダン
たしかイラクパンといった名前だと教えてもらった記憶が。職場で一度お昼に買ってきてもらい食べたところ、香ばしくてとても美味しかったので、お店を教えてもらい自分でも買いに行くようになりました。窯で焼き立てのパンは殊の外美味しかったです。


■エーシュ@エジプト
ホブズのような美味しいパンもあるところにはありましたが、エジプト庶民は毎食エーシュ (エイシ) を食べていました。自分もごくたまに食べましたが、これがしみじみ美味しくないんですよねぇ。道端で売っているから砂埃まみれだし、空気が乾燥しているのですぐカチカチになるし。そうなったらもうロバの餌でした。ホブズと何が違うんだろうな。。。

エチオピア
■インジェラ
言わずと知れたエチオピア国民の主食。小麦粉ではなく、テフという世界最小の穀物を粉にひき、水で溶いて自然発酵したものをクレープ状に焼いたパンです。焼きめ (焦げめ) はつきません。酸味が特徴で、最初はとっつきにくいかも。広げておかず (ワット類) を載せたり、またクルクル巻いても出されるため、初めてだと食べ方がわからなかったり、おしぼりと間違う人も。食べ慣れると美味しいです。

■ダボ
歴史的にイタリアと関係が深いエチオピアには洋風のパン (小麦粉のパン) もあり、ダボと総称されます。でも普通はインジェラを好む人が多いので、自分も食べた回数は少なめ。ダボも普通に美味しいですが、自分はインシェラの方が食べたいですね。

地方のお宅で見せてもらったこちらも小麦粉のパンですが、大きく特徴的な形をしています。特別な客人に出すパンだそうです。ありがたくいただきました。美味しかったなあ。

トンガ
■ケケ
トンガ国民の主食は芋類 (ヤム、タロ、キャッサバ) なので、トンガ伝統のパンといったものはたぶんありませんでした。もちろん、普通に食パンとかは売っていましたが。代わりと言ってはなんですが、トンガの素朴な揚げパン「ケケ」を (語源はケーキ)。お店で買うものというよりは、家庭で作られる子どもたちのおやつといったパンでした。

■パンノキ
ついでに、名前がパンなので、よく食べていたパンノキを紹介します。トンガではメイと言って、メイチップスはフライドポテトの代わりによく食べていました。揚げたてはホクホクしていてとても美味しかったです。フィジーとインドネシアでもたまにメイを見つけると嬉しくなって買っていました。(下の写真3枚めがインドネシア)



フィジー
■クリームバン
トンガと同じくローカルの伝統的なパンはないのかなと思います。ひとつ、在住者にはよく知られた、隠れたローカルグルメがクリームバン (Cream Buns) です。自分も一度もらって食べて好きになり、その後はよく買うようになりました。写真はホットブレッドキッチンのクリームバンとクリームスコーン。

■チャパティ
国民の半分近くがインド系のフィジーでは、カレー屋もたくさんありました。カレー自体はわりとあっさりめでヘルシーな食べ心地でした。お米よりはチャパティが多かったかな。ナンはあまりなかった。写真は貝のカレー。ちなみにフィジー語で貝はカイ (Kai) です。

インドネシア
■蒸しパン
お米王国なので、主食になる伝統的なパンと言われてもパッと思いつきません。マレーシアなどと同じくロティ (甘い蜜をたっぷりかけて食べる) やムルタバ (甘いのとしょっぱいのと2種類) はありましたが。スイーツの部類で、蒸しパンなんかはたまに食べていました。スラウェシ島のマナドはこういった菓子パンが豊富にある印象。インドネシアでは意外とあんこも食べることができたんですよね。


■ロティオー vs. ロティボーイ
甘くてバターが香るメイプルメロンパンといった、インドネシアローカルの菓子パン、ロティオー (Roti'O)。ライバルはマレーシアからやって来たロティボーイ (Rotiboy)。どちらも地方出張に行くときよく空港で食べていました。名前からして王と少年の対決ですし、もちろん自分はインドネシアびいきなので、ロティオーの方が好きでした。

■ドーナツアボン
ダンキンドーナツ、クリスピークリームドーナツ、J.COなどドーナツ屋がたくさんあったインドネシア。アボン (肉や魚のでんぶ) をたっぷり載せたドーナツがインドネシア人には人気でした。おそるそおる口にしたところ、甘しょっぱくて不思議な美味しさでした。

タイ
■パートンコー
インドネシアと同じくらいタイもお米王国です。小麦粉製品ならみんな麺は好きですが、主食としてパンを食べているタイ人なんてほとんど見たことがないような。主食になる伝統的なローカルのパンてあるのかな。なのでパートンコーを紹介します。中国の油条のタイバージョン。ジョーク (お粥) のお供もいいですが、軽く塩の効いたパートンコーに甘いクリームをつけて食べるのが至福。ヤワラート (バンコク中華街) の路上に名店あり。ファストフード感覚のお店も多数。




■おまけ:バゲット
他の国もそうですが、今はどこにいても洋風のサンドイッチやハンバーガーが食べられない国なんてありません。とくにバンコクはフランスパンも本格的なものからナンチャッテまで無数に存在。写真1枚めは本格的な方 (Amanteeにて購入)。バンコクは本当になんでもありました。表面カッチカチの完璧なバゲットでしたよ。写真2枚めはバンコクのベトナム料理店でテイクアウトしたバインミー。こちらもパンが美味しかった。


ウズベキスタン
■ノン
ウズベキスタンの食事にはノン (パン) が欠かせません。食事の際はノンをちぎり皆で分け合います。


お米 (プロフ) にもノン、麺 (ラグマン) にもノン。もちろんシャシリク (シシカバブ) にもノンがベストマッチ。



各地に様々なタイプのノンがあり、中でもサマルカンドのずっしり重いノンが最高と言う人が多いです。自分もそうかな。









■アクサウラク
カラカルパクスタンで食べられているパンの一種で、かんぴょうのような形状 (Aksaulak)。ヌクスの中央市場で見かけましたが、買う勇気は出ませんでした。食べ方もよくわからなかったし。


ヌクスの市場では他にもいろいろなノンが売られていました。タシケントよりは四角い食パンが目立っていたかも。ヌクスではレストランのプロフにも四角い食パンがついてきました (タシケントでは社食以外で食べたことがありませんでした)。


