10月24日は「て (10=Ten) に (2) し (4) あわせ」⇒「手に (文鳥を乗せる) 幸せ」なんだそうで、ということでヨルダンで一時期ブンチョウを飼っていた時のことを。過去記事の再録です。
鳴かないカナリヤ@ヨルダン
ヨルダン人は鳥の愛好家が多いようです。アンマンのダウンタウンでは週末になると、表通りの1本裏に鳥市場が立ち、多くの人がつめかけます。
これまで鳥を飼ったことはありませんでしたが、鳥市場で見たカナリアの鳴き声にみせられて、生まれて初めてカナリアを飼うことにしました。
どこで買おうか迷いましたが、鳥かごやエサも買わなければならないので、鳥市場の近くにあったペットショップに行きました。
店内には何羽か、すでにきれいな鳴き声を発しているものもいましたが、店主に相談しながら、あえて若いオスのカナリアを選び、じっくり育てようと考えました。
「3週間くらいで鳴き始めるから」という店主の言葉を信じ、それからはカナリヤの世話にいそしむ毎日が続きました。
「早く鳴かないかなあ」とワクワクしながら1ヶ月たちましたが、時々「ピョロヒ~」と短く良い声で鳴くものの、ほとんどは「ギャッ」という鳴き声しか発しませんでした。
その時は「隣のケージにいるブンチョウ (カナリアと一緒に買ったもの) のつがいをうらやましく思って、鳴き声をまねしているのかな」程度に考えていました。
そうこうしているうちに、事情があってカナリアはブンチョウとともに知人のお宅に引っ越すことに。
それから10日ほどたった頃、知人から「カナリアが卵を産んだ」という衝撃的な連絡を受けました。
ということは・・・、メスだった・・・、店主があれだけオスだと言っていたのに。そりゃ鳴かないわけですね。ちなみに、鳥市場では犬やハリネズミも売られていました。









(過去記事ここまで)
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サウジアラビアの生活は、意外と砂漠の生き物が身近でした。サウジ人の友人と砂漠にトカゲを獲りに行ったり (本来は食べるため)、スーク (市場) で食用に売られていたハリネズミを助けるつもりで買ってみたり。
トカゲもハリネズミもしばらく飼って、その後砂漠に逃がしました。手のひらに乗る生き物ってなんでもかわいいです。向こうのことを助けたつもりでしたが、こちらもずいぶん癒やしてもらいました。今となっては懐かしい日々です。







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バンコク滞在中は学校の池やお寺の芝生でベビーサイズのトカゲを何度か見ました。これなら手のひらに乗せたいなと思いますが、これが育つと例のミズオオトカゲになるんだと考えると、ちょっと怖くなったりも。




