A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

お米は油をまとってほしい

先日、大盛りで有名なお店の炒飯をいただきました。実際、お米の量は二人前、しかし値段は一人前という、コスパ抜群の一皿でした。

もっとも、量は多くても問題はお味の方。味付けはシンプルに塩コショウ、油はかなり少なめで、炒飯としてはたぶんミニマムレベル。シンプルでヘルシーな炒飯でした。

これだけ油が少ないのにパラパラ (パサパサ) なのは、やはりテクニックかなと。でも、お米が火で炒められた香りや味はなかったかも。とにかくあっさり。

お米が油をまとっていないので、自分でも驚くほどお米が喉を通っていきませんでした。ご飯は600グラムくらいあったと思いますが、完食は正直しんどかったです。

この半年であれこれ炒飯を食べてきましたが、どこも炒飯らしい炒飯でした。やはり炒飯はそれなりに油を使ってくれた方が、喉をスルスル通って美味しいと感じるのかな。

こうなると思い出すのがウズベキスタンのプロフ。自分が好きだったジギルオシュ (亜麻仁油のプロフ) のお店 "Ishtixon" は、他店より量多めで一皿600グラムと大盛り。

油もたっぷりで、食べ終わるとお皿にベッタリ油が残るほどでしたが、本当にお米が喉を滑るようで、飲むように食べることができました。

所変わってタイの炒飯、カオパットは、タイ中華のお店で頼むとみんなでシェアするよう大皿が当たり前でした。そういうお店のカオパットは、一皿600グラムかそれ以上。

タイ米 (ジャスミンライス) はもともとパラパラしていて食べ心地は軽め。日本の炒飯がパラパラ&モチモチなら、タイのカオパットはパラパラ&フワフワです。

油は多からず少なからず、味付けも絶妙で、あっさりなのに旨味がありました。できればこの大皿を一人で食べたいと思ったことが何度あったか。

たっぷり油をまとったお米なんて、もうデブ化一直線ですが、まあでも美味しいんですよね、ホント。