A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

クロスカブ110黒くま日記(8)行楽シーズンと吉田のうどん

しつこかった暑さもすっかり和らいで、爽やかな青空が広がる日も多くなりました。行楽シーズンだなあと、カブにまたがるのがますます楽しい今日この頃です。

走行距離はそろそろ5000km。最近なんだか微妙に燃費が悪いような、乗り心地というかタイヤの接地感がほんの少し重たくなったような。

そんな気がしたので、先日ガソリンを入れた際、タイヤの空気圧をチェックしたところ、思っていた以上に空気が減っていて焦りました。すぐ既定値に調整。

クロスカブ110のタイヤ空気圧は前輪175kPa、後輪225kPa。実はこれまで一度も自分で空気を入れたことがなく、前後とも150kPaまで減っていました。ああ、危なかった。

ネットにも情報がありましたが、1ヶ月に前輪5kPa・後輪10kPaくらいは自然に空気が減るそうです。次からは月イチで減った空気を入れていこう。

休みの日、朝起きるといい感じに晴れ上がっていたので、「吉田のうどん」を食べるため、カブを走らせ富士吉田に向かいました。富士宮の途中までは天気も良く、空気も温か。

国道139号線から富士宮鳴沢線 (71号) に入ると、どんどん上り坂になり、途端に空気がひんやりしてきました。目的地の手前、道の駅なるさわまで来ると、辺りは冷たい霧に覆われていました。

気温はなんと13℃。家を出た時より10℃近く低い。ポロシャツに薄手のジャケットを羽織っただけだったので、もう寒くて仕方ありませんでした。

ほどなく目的地の「たけ川」に到着。吉田のうどんは集中的に食べた時期があって、コチラにまとめていますが、中でもたけ川さんはもっともお気に入りのお店です。

温かい肉うどん (大:800円)。甘辛く煮付けた馬肉が載っています。どうですか、この麺の太さ。また、麺にも太い・細い・薄いがあるので、食感の変化も楽しいです。

これが吉田のうどんの真骨頂。麺を箸で持ってもダランと垂れずピンと横向きのまま。「日本一固い」といううたい文句は伊達じゃない。正直、顎が疲れますが、でもそれがまた心地よいのです。

麺は噛むと小麦粉の風味が存分に感じられ、甘味もあって本当に美味しい麺です。麺の固さ・太さ・風味の濃さ、そして味噌ベースのスープのちょうどいい美味しさは、数ある吉田のうどんのお店の中でも、ベストのひとつに違いありません。