最近、地元のKFC (ケンタッキーフライドチキン) で食事をしたところ、「あれ?なんでこんなに美味しいの?」となんだか不思議な気持ちになりました。
ウズベキスタンに住んでいた時は、自宅から歩いて5分のところにKFCがあったので、なんだかんだよく買いに行っていました。

でも、揚げる油が違うのか、オリジナルチキンはどうにもクセありの風味が鼻をつき、さらに塩気も強すぎるのが玉に瑕でした。なので好きだったのはクリスピーの方。

それでもタイのKFCにくらべたら (正確にはバンコクの自宅最寄りのKFCのひどいオリジナルチキンとくらべたら)、ウズベキスタンのKFCはまだ美味しいと思いました。
タイではKFCにさっさと見切りをつけ、「テキサスチキン」ばかり食べていました。とくにテキサスチキンのスパイシーは本当に美味しかった。

ちなみに、タイのKFCは春節にふざけた広告を出してバッシングを受けていました。タイで宗教を茶化すのは本当にやめた方がいいです。(※KFCの香りの線香の広告)

若い頃、中東にいた時もKFCにはたびたびお世話になっていましたが、正直、心の底から美味しいと思ったことはなかったかも。火を通しすぎとかしょっぱすぎとか。
なので、自分の中ではKFC (のオリジナルチキン) はもう「この程度の味」というハードル低めの設定が出来ていました。でも便利だから使うという。
ところがです。ウズベキスタン以来、帰国後初めてKFCオリジナルチキンを口にしたところ、なんだかやけに美味しかったんです。さらに、期間限定のにんにく醤油チキンはもっと美味しかった。

カタールでKFCを食べ初めてウン十年、今まで食べてきたKFCは一体なんだったんだろうと、なんだか逆に落ち込んでしまいました。
KFCなんて世界中で同じレシピ・同じ味のフライドチキンが食べられると考えがちですが、意外と国によって違うものです。日本のKFCが美味しいことは間違いない。
あ、インドネシアKFCのクリスピーチキンもなかなか強烈な辛味で美味しかったですよ。
