沖縄を舞台にした映画を2本、ほぼ日を置かずに観ました。「宝島」と「風のマジム」です。
多くの方と同じように、自分も宝島を先に観ました。レビューサイトには、つい宝島とくらべてしまったといったコメントが多数。
宝島には自分も思うところがあったので、その辺りは頭の片隅に置きつつのマジム鑑賞となりました。果たしてモヤモヤは浄化されたのでしょうか。
■宝島
主演4人の熱演は素晴らしかったです。鬼気迫るものがありました。沖縄言葉のセリフは聞き取れないところもありましたが、雰囲気は伝わったのでOK。
ただ、ヒューマンドラマ部分は物足りなかったかも。4人の人生、誰一人として決着していませんし 。「死=決着」ではないのも含めて。
本作、あくまで主役は沖縄の歴史でした。そこは知らなかったことがたくさんありましたから、見応えがありました。
でも結局、伝えたいのは沖縄の歴史であって、俳優は話を進めるための駒というか、なんだか飛び飛びのダイジェスト感がありました。
オンはなぜ英雄と呼ばれたのか、オンはなぜそれを手にしたのか、手にしたものがどれほど重要だったのか、自分はあまり読み取れませんでした。
本作を観てさほどカタルシスを感じられなかったのは、結局沖縄の未来と、残された3人の行く末が見えなかったという点に尽きます。
過去にこういうことがありました、だけでは物足りない。3時間で不足なら、自分なら4時間でも良かった (観たかった) と思いました。
なお、セットも爆破も群衆シーンも、すごくお金と時間がかかっていると感じました。しかし製作費25億円で「超大作」とは、、、邦画だとそうなってしまうのか。。。

■風のマジム
沖縄を舞台にした、コンパクトにまとめられたお仕事ドラマ。サクセスストーリーなんだろうなと想像して観ましたが、期待を裏切られることはありませんでした。
何が一番良かったって、沖縄の未来につながるお話だったからです。これが実話ベースというのだから、本当に痛快です。
役者もみんな上手い人ばかりでお見事。自然体の演技は熱演よりも難しいのに。尚玄さん、宝島も良かったけれど、こちらも好きだなあ。
宝島は大スクリーンで、風のマジムはミニシアターで観ました。マジムはどこかNHKのドラマ味を感じましたが、本当に観てよかった作品だし、面白かったです。おすすめ。

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以上、沖縄を舞台にした映画を2本観ての感想でした。ひとつは過去を、ひとつは未来を提示した作品。沖縄に、「カリー!(乾杯)」