日本で炒飯といえばもっぱらラーメン屋か町中華、もしくは大陸系台湾中華のお店で食べています。
そんな中、地元にも「炒飯専門店」という看板を掲げたお店があることを知りました。地元ではたぶんここだけ。ならば行くしか。
ということで、最近2回お店に行ってみたのですが、なんと2回ともシャッターが降りていました。一度は店主体調不良、もう一度は他業務のため休業という張り紙が。
レビューにも「よく閉まっている」とはありましたが、まさか自分がそこに当たるとは。運が悪いのか、縁がないのか。こうなると3回目に挑戦するかは未定です。
徒労に終わった帰り道、そういえば他の国では「専門店」がゴロゴロあったなと、そんなことを思い出しました。
ウズベキスタン
ウズベキスタンの国民食プロフは、大きな釜で炊き上げる炊き込みご飯です。名前のとおり、要はピラフの仲間です。
食べるなら、プロフ専門店が間違いありません。お店はそこら中にあるので、探すのも大変ではないと思います。
首都タシケントでは、タシケント市民に好まれるトイオシュ1本でやっているお店も多いです。あるいはトイオシュとチャイハナオシュの2本立て。
もうひとつ、タシケントでもよく目にするのが、サマルカンド風プロフのジギルオシュ (亜麻仁油のプロフ)。もちろん専門店があります。
実は、トイオシュとジギルオシュの両方を提供するお店はほとんどありません。それぞれ異なる地方のプロフなので、シェフも客層もまったく違うのでしょう。
初めに書いた地元の炒飯専門店は、出すのは炒飯だけですが、具材やトッピングの違いで10種類くらいメニューがある点が、ウズベキスタンとは大きく異なるところ。
ウズベキスタンのプロフ専門店は、トイオシュならトイオシュだけでバリエーションはないし、プロフのうちさらに種類 (どの地方のプロフか) も絞られています。
それでも大繁盛しているお店はいっぱいあるし、日本だとメニューの豊富さが選択ポイントになるところ、ウズベキスタンは逆にメニューが少ない方が評価されるのかも。
それ1本でやっているのだから (やれているのだから)、きっと美味しいはず、という理屈。うん、確かに説得力があるような気がする。
写真の「サムオシュ」もいつも混んでいました。ここはメニュー表すらありません。ジギルオシュ一本ですから (トッピングやサラダは定番のものがひととおり)。


タイ
タイはもっと専門店が細分化していました。カオパット (炒飯) やバミー (タイラーメン) の場合、具材やスープでさらに分かれていましたからね。
■カオパット・プー (カニ炒飯)
カオパットの中でもカニ炒飯はひとつの確立したジャンルで、専門店が屋台から大きい店舗まで、バンコクのあちこちにありました。中には名店と呼ばれるところも。
バンコク中華街のヤワラー通りをもっと西の方に進んだ辺りに夕方から屋台を出す「ウーン (Weng)」は、40年以上続くカニ炒飯の名店。テイクアウトしていただきましたが、本当に美味しかったです。100バーツ/350円 (当時) は安く思えました。


美味しいレストランがたくさん並ぶエカマイ通り。カニ炒飯ならヒアハイ (Here Hai) で決まり。どうですか、このカニの量。当時1200円くらいしましたが、お米の量も多く2人前くらいありましたからコスパは上々 (自分はひとりで食べちゃいましたが)。


■バミー (タイラーメン)
バミー・ナム (汁あり) とバミー・ヘン (汁なし) はだいたいどこでも揃えていましたが、特筆すべきはトッピングやスープでさらに専門店があったところ。
フィッシュボールヌードルのお店は本当にそれだけだし、ワンタン麺なら基本ワンタンだけ。ただしワンタン麺はチャーシューとセットのお店が多かったです。
ラーメンのトッピングなんだからそこまでストイックにしなくてもと思いますが、そこは厳格に分かれていて、バンコクにはそれぞれ星の数ほど専門店・屋台がありました。
・フィッシュボールヌードル@リムラオゴウ


・ワンタン麺@バミージャップガン


■バミートムヤム
トムヤムスープのタイラーメンも一大ジャンルです。バンコクで一番人気のお店は「ピーオー」。トッピングによって1杯200円くらいから3000円以上まで。


専門店をいちいちあげていくときりがありません。カオマンガイ (海南チキンライス)、カオカームー (豚足ご飯)、カオムーデーン (レッドポークご飯)、カオモックガイ (カレー風味の鶏ご飯)、ガパオライス (ガパオ炒めが載ったご飯)、パッタイ (甘酸っぱい炒め麺)、ラートナー (あんかけ麺)、パッシーイウ (醤油炒め麺)、クアガイ (鶏炒め麺)、カオソーイ (カレーヌードル)、ビーフヌードル、ダックヌードル、ジョーク (お粥)、ホイトート/オースワン (牡蠣オムレツ)、ホイジョー (カニの身の揚げもの) などなど、どれも専門店がたくさんありました。ああ懐かしい。
これらの料理の店舗紹介や食べくらべなどをたどれそうな過去記事は次のとおりです。その他のものもブログ内検索窓で料理名を入れて検索してもらえれば過去記事が出てきますので、ご興味あればぜひ。
⇒タイ料理まとめ:ご飯類
⇒タイ料理まとめ:麺類1
⇒タイ料理まとめ:麺類2
⇒カオマンガイ (末尾に過去記事リンク集)
⇒カオカームー (末尾に過去記事リンク集)
⇒フィッシュボールヌードル
⇒ワンタン麺

