A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

世界のマズイ料理100(2025年7月版)

※本文は昨日書いて7月版リストとして投稿したのですが、先ほどTaste Atlasの元のページを見たら、タイミング悪いことに9月版に更新されていました (9/18付け)。最初は本文を修正しようと考えたのですが、7月版で初めてランクインし、9月版ではもう消えていた料理があったことから、せっかくなので7月版はこのまま残し、明日また、最新版 (9月版) を投稿しようと思います。

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"Taste Atlas" の「世界のマズイ料理100 (世界で最も評価の低い料理100)」が、7月に更新されました。

リストは毎年2回更新されるのですが、Taste Atlas本文のページURLは変わらないため、これまでその都度投稿してきた過去記事の内容 (ランクインしている料理) が、ページ内に貼ったリンク先のページ (Taste Atlas本文) とは異なってしまいます。そこは今回もご容赦を。

過去記事で紹介してきた、自分に縁の深い料理 (これまで住んだ国の料理:カタール、サウジアラビア、エジプト、ヨルダン、エチオピア、トンガ、フィジー、インドネシア、タイ、ウズベキスタン) は次のとおりです。タイ料理が多いのは、それだけ世界中で食べられていることの裏返しでしょう。

2023年1月版 (⇒過去記事)
15位 ゲーンソム@タイ:甘酸っぱ辛いスープカレー

2024年3月版 (⇒過去記事)
1位 ゲーンタイプラー@タイ:魚の内臓カレー
27位 カオクルックガピ@タイ:エビ発酵調味料の炒飯
29位 ホイトート@タイ: 牡蠣オムレツ
44位 チムチュム@タイ:タイ東北の鍋料理
73位 ナムトックムー@タイ:焼き豚の香草和え
75位 パットウンセン@タイ:春雨炒め

2024年7月版 (⇒過去記事)
12位 シルクワーム@タイ:油で揚げた蚕 (カイコ)
38位 チムチュム@タイ:タイ東北の鍋料理
40位 シャカラプ@ウズベキスタン:トマトサラダ
71位 ナムトックムー@タイ:焼き豚の香草和え

2025年1月版 (⇒過去記事)
5位 シルクワーム@タイ:油で揚げた蚕 (カイコ)
9位 ゲーンタイプラー@タイ:魚の内臓カレー
17位 ティヌトゥアン@インドネシア:マナド粥
36位 カイルッククーイ@タイ:揚げゆで卵
37位 パニキ@インドネシア:蝙蝠 (コウモリ)
42位 シャカラプ@ウズベキスタン:トマトサラダ
69位 トムチュート@タイ:あっさりスープ

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では、最新版 (2025年7月) から。

9位 フライドシルクワーム@タイ

ランクインする料理がどんどん入れ替わっていますが、さすがにこれは強い。再び上位にランクインです。コオロギとともにスナック菓子になっているものなら食べたことがありますが、あまり美味しいものではありません。乾燥しきっていて味という味はなく、言うなれば埃 (ほこり) みたいな味?町の屋台でもよく見ましたが、そちらは最後まで手を出しませんでした。

19位 ゲーンタイプラー@タイ

タイ南部の料理。魚の内臓カレーですから、きっと魚臭いんでしょうね。魚好き・干物好きの日本人には食欲をそそるにおいに感じられるのかなと思います。残念ながらバンコクではこの1杯には出会えず。

25位 ティヌトゥアン@インドネシア

北スラウェシのお粥です。たぶんブブルマナド (マナド粥) と同じ。欧米人には評価が低いのかな。ホテルの朝食ビュッフェなんかにこれがあったら、日本人はうれしいですよね。

33位 パニキ@インドネシア

こちらも北スラウェシの料理。パニキは蝙蝠 (コウモリ) のことです。北スラウェシのミナハサ地区は、インドネシアでは少数派のキリスト教徒が多く住む地域。貧しい人々も多く、歴史的に食べられるお肉はなんでも食べたそうです (コウモリ、ネズミ、犬、etc.) 。豚肉もこの地域では食べることができます。

自分はジャカルタのマナド料理 (ミナハサ料理) のお店でいただきましたが、羽根の部分はゴムみたいな食感だし、とにかく激辛で味などほとんどわかりませんでした。

上の写真はお店からテイクアウトしてきたものですが、あまりに辛いので激辛のペースト部分を洗い流してみました (↓)。そうしてお肉だけ味わってみると、うん、まあ悪くなかったです。そこまで無理して食べなくてもとは思いましたが。

なお、ジャカルタのバリトー通り (Jl. Barito) のペット屋で見たコウモリがかわいかったので、コウモリを食肉という目で見ることはできなくなりました。

64位 シャカラプ@ウズベキスタン

またランクインしていました、普通のトマトサラダなのに。美味しいですよ、なんで評価低いのかな。

70位 サリーグ@サウジアラビア

サウジアラビアから初のランクイン。名誉あるランキングではありませんが、悪名は無名に勝る、ですかね。自分はサリーグを食べたことはないのですが、アラビア半島西部、ヒジャーズ地方の郷土料理で、粥状のご飯の上にチキンなどが載ったものです。世界的に知られたものはまだまだ少ないと思いますが、サウジアラビアには他にも各地にいろいろなご飯料理があります。

79位 トムチュート@タイ

別名、ゲーンチュート。中国風のあっさりスープです。たぶん意識して食べことはないなあ。どこかで食べたことはあったかもしれませんが。

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今回は以上です。ちなみに日本からは、ういろう (77位) のみランクイン。これまで入っていたナポリタン、皿うどん、赤飯はランク外となりました。良いこと、なのかな? たぶんナポリタンは外国人にだいぶ知られてきので、「イタリアンと思わず食べてみたら意外と美味しかった」なんて声が増えたのかなと想像。

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最後にコウモリのネタをひとつ。トンガの過去記事から再録です。

フライングフォックス@トンガ

トンガタプ島の西の方に、コロバイという小さな村があります。民族ダンスのラカラカや歴史あるカバの木など、トンガ人にも誉れ高い村だそうですが、この村をパランギ (外国人) の間で有名たらしめているのが、トンガの観光ガイドにはもれなく紹介されている「フライングフォックス」。

こう言うとなんだかおしゃれな感じですが、その正体はコウモリ。南太平洋に広く見られるフルーツバットの仲間です。実はもう何度もこの村を車で通り抜けていましたが、いつも「どこにいるのかなあ」と思いながら走っていました。

なので、マングローブの植林を見学した帰り道、この村をスタッフの運転で通った時に聞いてみました。スタッフはこのすぐ近くの出身です。「コウモリってどこにいるの?洞窟とか?」すると彼はウフフと笑いながら、車のフロントガラスの先を指さしました。

道の両わきに並ぶ大木。そんな所を指さされても、と思った次の瞬間、「あっ!」と声を上げてしまいました。よく見れば、大木の上の方の枝に、たくさんコウモリがぶら下がっていたのです。

なんとなく、コウモリは昼間は薄暗い洞窟で眠っているイメージがあったので、まさかこんなに明るい場所にいるとは思わず、これまでまったく気がつかなかったのでした。

スタッフ曰く、彼が子どもの頃はコウモリの声がうるさくて眠れない日もあったそうですが、今はかなり減っているとのこと。きっと村人がコウモリを捕獲しすぎたので、どこかに行ってしまったのだろうとのことでした。

釣り糸で凧をあげると、さすがのコウモリも避けきれず、糸に羽を切られて墜落するのだそうです。こんな方法で、ときどき村人はコウモリを捕獲し食していたとのこと。

ただし、あるガイドブックによれば、トンガではコウモリは王様のご馳走であって、庶民はけっして口にしてはならない神聖な動物だったのだとか。

普段は人の手が届かない大木のてっぺん付近にぶら下がっているコウモリたち。これが、人の目線の高さ (人家の生垣など) に降りてくると、その数時間後にはサイクロンが来るのだそうです。

なのでそんなコウモリを目にすると、村人たちは戸板を打ち付けたり備蓄を確保してまわったり、急いでサイクロンの来襲に備えます。こういう知恵はぜひ次世代に伝えてほしいですね。