A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

豚トロが食べたい今日この頃

豚トロ (とんとろ) は、豚の頬から首 (ネック) にかけての部位で、マグロのトロのように脂が多いことから名付けられました。

弾力のある食感と豊かな旨味、ジューシーな脂感が特徴です。昔一度だけ、日本の焼肉屋で食べたことがありましたが、その時は脂が気になるばかりでまったくハマらず。

本格的に食べ始めたのは、タイに行ってからです。コームーヤーンという、豚トロの炙り焼き。イサーン (東北タイ) 地方の郷土料理として、ガイヤーン (鶏の炙り焼き) とともに人気の一品です。

お店で食べるだけでなく、バンコクのスーパーマーケットでは豚トロが普通に売られていたので、時々買っては自分でも家で焼いて食べていました (⇒過去記事)。

タイを離れて以降は、日本の地元のスーパーにぜんぜん売っていないので、なかなか口にする機会がありません。焼肉屋ならあるでしょうが、昔の記憶から、なんとなく食指が動きません。

そんなことを思いながら、いつものようにGoogleマップでレストラン探しをしていたところ、大陸系台湾中華のお店に豚トロ定食があるのを発見。さっそく行ってきました。

こちらが豚トロの黒胡椒焼き定食。これにあと鶏唐揚げが3個ついて1080円。あいかわらずコスパがいい。唐揚げは食べきれず2個持ち帰りました。

予想に反してかなり薄切りだったので、最初は「豚バラかも?」と思いましたが、お肉のにおいや味わいが、やはり豚トロだなと。久しぶりの豚トロはすこぶる美味しかったです。

でもねえ、豚トロはある程度厚みがあった方がより美味しいんですよね。タイで何度もコームーヤーンを食べているうちに、そう思うようになりました。

以下、これまでに食べたものです。だいたいどこで食べても美味しいですが、お店によって微妙に差異があり、それらの中でも特に好きなお店というのはありました。

クルア・サー (Map)
バンコク赴任後、初めて口にしたコームーヤーン。料理の存在を知らなかったので、一緒に行った方が頼んでくれなかったら、食べるのはもう少し後になっていたでしょう。一度食べてすっかり好きになりました。比べてみれば脂やや少なめで上品な味でした。

ニッタヤ・ガイヤーン (Map)
ガイヤーンが人気のチェーン店で、バンコク市内にいくつも支店があります。ガイヤーンはもちろん美味しいですが、コームーヤーンもプルプル・旨味たっぷりで美味。甘酸っぱ辛いタレはコームーヤーンには付き物で、脂っこい豚トロにはベストな組合せ。

オーユア (Map)
職場のすぐ近くにあった、ちょっと良い目のレストラン。日本からの出張者を連れて行くことが多かったです。コームーヤーンは厚めの乱切りで、食べごたえがありました。人によっては脂がきつすぎると感じるかも。

サバイジャイ (Map)
日本人が多く住むエカマイにあるため日本のガイドブックにもよく載っていましたが、自分はガイヤーンともども、ここのコームーヤーンはどうもイマイチ。お肉の下味の付け方が薄く、タレもバジルが効いた独特のものでした。まあ好みは人それぞれなので。

ノムジット・ガイヤーン (Map)
エカマイ通りにある、緑の丼マーク (シェルチュアンチム) のお店。シンプルに塩味の熱々焼き立てガイヤーンも美味しかったですが、一緒に頼んだコームーヤーンも安定の美味しさでした。他店よりピリ辛のタレも、脂っこい豚トロによく合いました。

ネバーエンディングサマー (Map)
ミレニアムヒルトンの横、チャオプラヤー川のウエストサイドにあるためそう気軽には行けませんが、周辺の高級ホテルに泊まる旅行客でにぎわうお店。値段的には高級店ですが、出てくる料理もピカイチ。特別な人と特別な日に行きたいお店です。

タリンプリン (Map)
バンコクに3店舗ある人気店。自分はサイアム・パラゴンの支店でマッサマンカレーとコームーヤーンをいただきました。プルプル食感でうまし。

ポロ・フライドチキン (Map)
ガイトート (揚げ鶏) でタイ人から大人気のお店ですが、自分はさほど響きませんでした (火を通しすぎでお肉パサパサ)。おさえで頼んだコームーヤーンは、ジューシーで安定の美味しさでした。

ジェンゴル
タイ版ミシュランガイドでビブグルマンに選ばれた高級店。本家ソンブーンより美味しいと言う人もいるプーパッポンカリーはさすがの美味しさでした。コームーヤーンは下味の付け方も丁寧で、文句なしに美味しかったです。なお、自分が行っていた Soi 20 のお店はなくなったようです。ココに移ったのかもしれません。

スッチャイ・ガイヤーン (Map)
オートーコー市場の敷地内にあるガイヤーンのお店。ガイヤーンがあればたいていコームーヤーンもあります。ここのコームーヤーンは下味のため長めに漬け込んでいるのか、味がよく染みていて一層シコシコ食感でした。

レーラーオ (Map)
小洒落たお店が軒を連ねるBTSアリー駅周辺にあり、人気店のひとつ。ソムタムと一緒にコームーヤーンをいただきました。豚トロは厚めのカットが美味しいなと気付いたきっかけのお店。タレ含め味付けも文句なし。

ソムタム・ダー (Map)
MRTシーロム駅の周辺は一大商業地区で、レストランも大きいものから小さいものまで、人気のお店がそろっています。その中でもここは有名店で、何を食べても美味しいです。ソムタムと一緒にいただいたコームーヤーンもさすがの美味しさでした。

マダム・ソムタム (Map)
ソムタムの人気店で、自分はプルンチット・ハタサートで足マッサージを受けた後、よく立ち寄っていました。ここではコームーヤーン単体では頼んだことがなく、コームーヤーン入りのソムタムに舌鼓を打ちました。両者の相性は抜群。

ソムタム・マハトゥン (Map)
マダム・ソムタムのすぐ近くにあるお店。ここではソムタムとコームーヤーンをいただきました。自分がバンコクで食べたコームーヤーンの中では、もっとも脂がきつかったです。脂身好きにはたまらない一品。

Sansab (閉業)
アソークのターミナル21にあったお店。店内の雰囲気もよく、何度かご飯を食べに行きました。美味しかったので閉業は残念。

ソムタム・ジェーデーン (Map)
サムヤーン地区は安くて美味しい食堂がたくさんあります。そのうちのひとつがここ。店内は学生らしき若者が数組いました。コームーヤーンは脂身少なめな感じで、これはこれで美味しかったです。お肉の味がしっかり。

ソムタム・ジェーソー (Map)
シーロムの裏通りにある大人気店。ソムタムはもちろん、各種焼き物のお肉はどれも味がよく、コスパも高い。激混み店なので片言のタイ語と多少の押しの強さがないとオーダーが難しいかも。注文票のタイ語 (料理名) は読めるようにして挑みたい。

ハイ・ソムタム (Map)
シーロム地区ではこちらも人気店。コームーヤーンは脂とお肉のバランスが絶妙で、旨味にあふれていました。見た目も含め、かなり理想の一皿かと。

タイニヨム (Map)
タイ版ミシュランガイドでビブグルマンに選出されたお店で、大衆食堂よりはずいぶん値が張りますが、見た目にも鮮やかな美味しいタイ料理がそろっています。写真はオードブルのミエンカム (ミヤンカム)+コームーヤーン。ミエンカムはバイチャプルーの葉でタマネギ、干しエビ、ピーナッツなどを甘辛いソースと一緒に包んでいただく前菜。タイ料理はカラフルで、味覚・嗅覚・視覚の三方から楽しめますね。

プワンゲーオ (Map)
日本人がたくさん集まるアソーク地区のお店で、一度だけ日本から来た知人を連れて行きました (彼のホテルが近かったので)。平日夕方6時、満席の店内は1組をのぞいてすべて日本人でした。日本人がターゲットのお店だと思いますが意外とリーズナブルで (こんなに盛りがいいコームーヤーンは後にも先にもここだけ)、味も悪くなく知人も満足していました。

セープワン (Map)
個人的にバンコクでもっとも好きなお店のひとつで、イサーンのチムチュム (鍋) を食べによく通いました。ソムタムやガイヤーン、もちろんコームーヤーンも、何を食べてもハズレなし。

タムナック (Map)
比較的いろいろなお肉の部位が楽しめる焼き肉店で、ここもバンコクでもっとも好きなお店のひとつです。メニューを全制覇しようと何度も通いました。ここで食べたのはナムトック (イサーンの郷土料理で焼いた豚肉をスパイスやハーブで和えたもの)、ナムトック・コームーヤーン。かなり辛かったですが、美味しかった。

バーンイン (Map)
アソークのターミナル21の中にあるお店 (支店のひとつ)。どこで食べてもだいたい美味しいコームーヤーンですが、ここのは少し厚切りで、殊の外美味しかったです。やはり自分はちょっと厚い方が食感も良くなって好きなんだなと、あらためて思いました。

以上です。いつかまた本場のコームーヤーンが食べたいなあ。