A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

謎のコマ焼き@大陸系台湾料理店

みなさんの町にもきっとある、大陸系台湾料理店。赤っぽい看板に「台湾料理」と銘打ち、そして各種お得なセットメニュー情報がデカデカと書かれています。

店員は大陸系中国人。店員とお客のやりとりは日本語ですが、店員が注文を厨房に伝える時はもう100%中国語。

メニューの多くは日本式の中華料理。ただし、日本人が経営する町中華よりは、もう少し本場っぽい味付けのような気がします。

ランチセットやラーメンセットが税込み900円前後。ずいぶんボリュームがあって、「これで儲けが出るの?」と一度はみんな心配したはず。

ラーメンのクオリティはそこそこ、でも炒め物はだいたい美味しいです。台湾ラーメン、台湾炒飯、アサリ炒め、青菜炒めなどは必ずあるっぽい。

自分にとっては長らく「謎の台湾料理店」という位置づけでしたが、最近ようやく真相を知ることとなりました。

実はこれらのお店、そのオリジンは名古屋の「龍美」という中華料理店で、コスパ抜群のメニュー設定は、「名古屋中華」というお得な食文化なんだそう。

詳しくは龍美のHPを読んでいただくとして、よくここまで全国に広がったなと、感心してしまいます。

大陸からの人材派遣に儲けのカラクリがあるなんて話もまことしやかに語られますが、いずれにしろ、自分にとってお店の存在はありがたい限り。

その上で、ひとつ疑問が。「"コマ焼き"ってなんだろう」と、数年前から思いつつ、これまで一度も頼んだことのないメニューがありました。

町に10軒ほどある同様のお店で、ザッと調べたところ、3軒のメニューに「コマ焼き」が載っていました。しかしネットで調べてもイマイチどんなものかわかりません。

せっかくなので一度くらい食べてみようと、向かった先は「鑫源 (しんげん/Map)」。ランチにはなく、より値段の高い定食からオーダーしました (単品もありましたが)。

こちらが鑫源のコマ焼き定食 (税込み1188円)。メインのおかずが焼き肉なのに、大きな唐揚げが3個も。さすがのボリュームに、食べる前から苦戦が予想されました。

コマ焼きは簡単に言うと、豚バラ肉のスライスに大量のウスターソースをからめて焼いたものでした。お肉はちょっとカリカリになるくらいの "よく焼き"。

味はウスターソースが全てなので、ウスターソースが嫌いでないなら、まあまあ美味しくいただけると思います。ただし、ソースが多すぎて味は超濃いめ。

お肉単体ではとても食べられないほど味が濃いので、どんどんご飯が進みました。味濃いめはそういう狙いなのかもしれないので、まあ否定はしません。

でもさすがに濃かったな。最後はお水で流し込みつつなんとか食べきりましたが、お皿に残ったウスターソースの量、本当にビタビタ。うーん、これは正解なのだろうか。。

そもそもコマ焼きはどこの誰が作り出した料理なのかもはっきりしません。おそらく、四日市のトンテキを参考に、名古屋中華で生み出されたものなのかなと思います。

お肉をウスターソースで炒めるという、なんともバカみたいな料理 (←褒め言葉) ですが、自分は嫌いではありません。でも、もう少しなんとかならないものかなと。

ということで、乗りかかった船みたいな気持ちで、もう1軒、食べてみることにしました。「龍華 (Map)」というお店を訪問。赤い看板はここも同じスタイル。

龍華のコマ焼き定食 (税込み1280円)。こちらも安いランチからは選べず、定食からオーダー。ランチのおかずの面々より作るのはずっと簡単そうなのに、割高な注文をせざるを得ませんでした。ある意味、特別感のあるメニューなのかも。そしてまたも唐揚げ。。

色味が鑫源のコマ焼きより薄いのがわかるかと思います。ウスターソースの量はこれくらいがいいですね。基本、ウスターソースの味しかしませんが、より美味しさが感じられました。こちらも "よく焼き" でしたが、まだ柔らかさも。

ペロッと美味しく食べ終わり、お皿に残ったウスターソースを見ると、それなりの量が残っていました。まだまだ減らしてもよさそうに思いましたが、お店で出すならやはりこれくらいなのかもしれません。

こんど自分でも作ってみようかなと思うくらいには、コマ焼きが気に入りました。ソースと豚肉って、もともと組み合わせとしては悪くないんですよね、きっと。

もっとも、自分で作るならキャベツとかタマネギとか、野菜をもっと入れますけどね。あ、それで麺を入れたらソース焼きそばか。。。