日本は外食だとなかなか野菜が食べられません。前々から思っていましたが、特に最近はけっこうな悩みです。
お寿司・ラーメン・天ぷら・カツ丼、その他諸々、もともと野菜が苦手な自分は、好きなものを好きなように食べていたら、どうやっても野菜不足になってしまいます。
これが海外生活だと、思っていた以上に野菜を食べることができたんですよね。ということで、タイとウズベキスタンの、外食時の野菜料理比較を。まずはウズベキスタンから。
ウズベキスタン
国民食プロフには、緑の野菜の姿は見えません。黄色いニンジンは入っているものの、油/脂が多めでお肉も載っていますから、野菜・食物繊維はかなり不足している印象。

なので、ほとんどの食事で一緒にサラダを頼んでいました。一番安いトマトサラダ (アッチクチュチュク/アチュチュク) で、1万スム (120円) から2万スムしないくらい。

シャシリクはお肉の串焼き (シシカバブ) ですが、どのお店も必ず酢タマネギが付いてきました。わりとたっぷりめに来るので、しっかり野菜をとった気分に。

さらにトマトサラダも頼めば、自分的には相当野菜を食べたなと。

野菜少な目の料理をいただく時は、たいていサラダも一緒に。そして9割方トマトサラダでした。昔からトマトは好きなので、安いし美味しいしで、本当に助かりました。

プロフ、シャシリクに次ぐ三大ウズベキスタン料理といえば、ラグマン。これは野菜がたっぷり入っています。トマト風味で食べ心地はほぼうどん、日本人好みの味です。

ウズベキスタン料理の良かった点のひとつは、サラダが豊富なことでした。しかも安い。100円台からあって (トマトサラダ)、高くてもせいぜい300円台 (揚げナスサラダなど)。あとピクルスもありました。ピクルスはさらに苦手なんですけどね、自分。。



ビーツのサラダが豊富なのも嬉しかったです。ビーツは初めてちゃんと食べましたが、なかなか美味しいですね。若干の土臭さもなんのその、すっかり好きになりました。

クックソムサ (緑のソムサ) は青菜 (たぶんほうれん草) がたっぷり入っています。春を告げる季節の料理でもありました。

ウズベキスタンからは以上です。野菜サラダは豊富でも、いわゆる野菜料理はなかったのかも。まあ自分が見つけられなかっただけだと思いますが。
タイ
続いて、ウズベキスタンの前に住んでいたタイ。肉肉しい料理や炭水化物メインの料理もたくさんありますが、同じくらい、野菜が主役の料理がありました。
まずは野菜なしのご飯を。カオパット、カオマンガイ、カオカームー、ガパオライス、カオモックガイ。どれも手軽に食べられるひと皿料理です。これらをひとりで食べる時は (それが9割でしたが)、 追加でサラダや野菜炒めを頼むことはありませんでした。





まだまだご飯もの。カオムーデーン (豚)、カオナーガイ (鶏)、カオナーペッ (鴨)、カオナーヌアトゥン (牛)。豚・鶏・鴨・牛と、タイではまんべんなく食べていました。

麺料理は数え切れないくらい食べました。なので一部を。バミーナム (汁あり)、バミーヘン (汁なし)、バミートムヤム、パッタイ。野菜はネギともやしが少々。

カオソーイ (カレーラーメン)、ラートナー (あんかけ麺)、パッシーイウ (醤油炒め麺)、クアガイ (鶏肉入りの焼き麺)。ラートナーはくらべたら青菜が多めでした。

そして肉料理。ガイヤーン (炙り焼き鶏)、ガイトート (揚げ鶏)、コームーヤーン (豚トロ炙り焼き)、ムークローブ (揚げ豚)。基本、野菜ゼロ。

ガイヤーンは生野菜がついてくるお店もありました。次の写真はソムタム (青パパイヤのサラダ) と一緒に頼んだ時のもの。

ここからはタイの野菜料理または野菜多めの料理を。本当にいろいろあって、しかもどれも美味しくて、自分はこんなに野菜が食べられるんだと、自分自身驚きました。
カオヤムはもっとも好きなタイ料理のひとつです。細かく切った野菜とご飯 (カオ) を混ぜて (ヤム) いただくひと皿料理。野菜もそうだしハーブもたっぷりでした。


東北タイの鍋料理チムチュムも、自分の好きなタイ料理ベスト10に入る一品。野菜がたくさんとれます。バンコクにもチムチュム専門店はたくさんありました。


タイ風ディップ「ナムプリック」を頼むと、たくさん野菜がついてきました。わりとクセありの野菜が多かった印象。


タイ南部のクラビでいただいたナムプリック・クンシアップは、ガピ (小エビの発酵調味料) と揚げた干しエビを合わせ、マナオ (ライム) で酸味を加えたもの。海老の出汁感と甘酸っぱさが食欲をそそりました。付け合せのハーブも心なしかバンコクで食べてきたものより香りと味が濃かったような。「これガパオ (ホーリーバジル)?」と聞いたら、ホーラパー (タイバジル) だと教えてもらいました。すごく香りが強かった。マラ (ニガウリ) の苦味も強烈でした。

「Yak Eating Vegetables」というオンヌットのお店のこのひと皿、豚ひき肉をバイチャプルー (Lolot Leaf) で巻いて揚げたもので、写真では右下の串に刺されたものなのですが、ご覧のとおりその何倍も野菜が山盛りでした。これはもう完全に野菜が主役。

タイの前菜というかサラダ的なもので言えばソムタム (青パパイヤのサラダ) が一番人気です。自分も本当によく食べました。他にサラダ単品で頼んだことはなかったかも。というかタイ料理って野菜野菜したサラダってあるのかな。春雨サラダは食べたけれど。

いろいろ種類があります。ソムタム・プーパラー (サワガニ)、ソムタム・カイケム (塩卵)、ソムタム・マムアン (青マンゴー)、ソムタム・ケロット (ニンジン)。

次の写真は肉料理+ソムタムで頼んだパターン。甘酸っぱくてピリリと辛いソムタムは、肉料理の付け合せとして最適。事前に辛さも指定できます。

ソムタム・トート (揚げソムタム) という、天ぷら料理もありました。パパイヤの食感はホクホクというかあまり存在は感じずひたすらコロモがサクサク。食感が軽く、ほんのり甘い。ソムタムソースをかけていただくと、いくらでも食べられました。

天ぷらといえば、花の天ぷらもありました。バンコクのルアン・マリカという古民家レストランでいただきましたが、これも忘れられない一品です。

ハーブ王国タイならではだなと思ったのが、レモングラスのみじん切りを葉っぱ (バイチャプルーというハーブ) でくるんで食べるサラダ (130バーツ/455円/2019年当時)。これがまた実に美味しかった。

タイを代表する野菜、パックブン (空芯菜)。生のままタイラーメンに載っていたり、そのまま炒めた物、茎を割いて炒めたもの、あとは天ぷらもありました。複数での食事の際は、パックブンをいつも頼んでいました。

珍しいところでは、タムルン (たぶんカラスウリ) の炒め物も。ピサヌロークに行った時いただきました。

パッタイにはバナナのつぼみ (正確には蕾を包むように葉が変形した苞という部分) がついてきました。インドネシアではカレーでいただきましたが、タイでは生食。

ニラ饅頭は一時期、自宅最寄りのスーパーで毎日のように買って帰っていました。ニラ饅頭の聖地 (と勝手に自分が言っているだけですが) タラートプルーでも何度か。


最後にちょっと珍しいものを。まずはタイ南部のチュンポーンなどで栽培されているバイリアン (グネモンの葉) と卵を炒めた料理、バイリアン・パッカイ。クセがなくとても食べやすかったです。

カウスリップもタイで初めて食べました。鮮やかな緑色とかすかなほろ苦さが食欲をそそり、食材として普通に美味しかったです。

チャオムカイはチャオム (アカシアの若葉) がたっぷり入ったオムレツです。想像よりぜんぜんクセや苦味が少なく、食べやすい一品でした。

以上です。次は、日本で外食として野菜を食べるなら、というテーマで考えたいなと。いや、実はもう答えは決まっているのですが。