ChatGPTに「ソーセージのおもしろい蘊蓄を教えて」と尋ねたら、次のような答えが返ってきました。まあどれも、あまりおもしろくはありませんね。
■ソーセージは最古の加工食品のひとつ
古代バビロニアの文書 (紀元前3000年頃) や古代ギリシャの叙事詩「オデュッセイア」にもソーセージらしきものの記述があります。つまり、ソーセージは少なくとも5000年以上の歴史がある食べ物です。
■語源は塩が由来
ソーセージ (sausage)の語源はラテン語の「salsus (塩漬けされた)」からきており、もともとは肉を塩漬けにして腸詰めにした保存食でした。
■国によって中身が異なる
ドイツのブラートヴルストは豚肉や牛肉が基本。スペインのチョリソはパプリカで赤く、燻製されることも。中国の臘腸 (ラーチャン) は甘味が強く、干し肉のような風味。モンゴルから中央アジアにかけては馬肉のソーセージも。
■腸ではなく紙で巻いていた時代も
ヨーロッパの一部では、かつて腸の代わりに紙で巻いた「紙ソーセージ」なるものも存在しました。腸詰めが苦手な人向けだったそうです。
■アメリカのホットドッグの由来は犬
1900年代初頭、野球場で売られていたものがダックスフント (犬) のような形から「ホットドッグ」と呼ばれたたという説があります (諸説あり)。
■ソーセージ専用の厳格な法律があった
16世紀のドイツでは「ビール純粋令」に加え、「ソーセージ純粋令」が存在しました。ソーセージに使ってよい材料が法律で定められていたのです。
■日本の魚肉ソーセージは世界でも珍しい
戦後のタンパク源不足を補うために考案された魚肉ソーセージは、日本独自の進化を遂げたソーセージです。世界ではかなりレア。
* * *
ではここから、今まで自分が食べてきたものをいくつか (古い順)。人生の半分は海外ですが、ほとんどイスラムの国だったので、ポークソーセージはなかなか食べる機会がありませんでした。タイに行ってようやくでしたね。
サウジアラビア
アメリカのハンバーガーショップ「ファドラッカーズ (Fuddruckers)」がリヤドにもありました。中東はどこもそうですが、欧米系のチェーン店でも現地に入るとすべてハラールフード (イスラム教徒が食べても大丈夫な料理) になります。
このホットドッグのソーセージも当然のようにビーフでした。ただ、海外はもともとビーフソーセージが多いので、もしかしたらオリジナルのままだったかも。ビーフソーセージはこってり濃厚な味わいで、まあ美味しいんですけどね。

フィジー
フィジーはイスラム教徒の数は多くありませんが、人口の半分近くを占めていたインド系住民が宗教上ポークを食べないせいか、スーパーマーケットにポークソーセージが並んでいるのを見たことはありませんでした。
ソーセージと言えばやはりビーフかチキン、たまにマトン。自宅近くの路上に夜な夜な出没するバーベキュー屋台で買ったステーキについてきたのも、ビーフソーセージでした。キャッサバがついて1人前6F$ (当時330円)。ワイルドなお味でした。


インドネシア
国民の大多数 (87%) がイスラム教徒なので、日常、ポークを目にすることは限定的で、ヨーロッパ系のちょっと高めのレストランに行っても、ポークソーセージはあったりなかったり。ポークソーセージは自分が思うほどメジャーではないのかも。
写真は「ザ・ダッチ (The Dutch)」というお店のソーセージ盛り合わせ (現在は閉業)。ラム&ハーブソーセージ、チョリソー (かな?たぶんポーク?)、そしてチキンソーセージ。チキンソーセージが美味しかったです。

名前は忘れましたがたしかドイツ料理屋で食べたポークソーセージ。味は抜けきっていて食感パサパサ、まったく美味しくなかったです。そもそもイスラムの国で美味しいポークソーセージを求める自分が悪かったのかなと反省。

その後ついに見つけた美味しいポークソーセージ@PAULANER。ニュルンベルクソーセージ、デブレツィーナソーセージ、ビエナソーセージ、チューリンゲンソーセージ。どれもポークで本当に美味しかった!

タイ
インドネシアではヨーロッパ系レストランでヨーロッパのソーセージを食べましたが、さすがはグルメ大国タイ、ローカルのソーセージがいくつもありました。しかもポークがメイン。どれも美味しかったです。
■サイウア
北タイのソーセージ、サイウアはこぶみかんやレモングラスなどタイハーブが入っていて、香りが良く複雑な味わいのソーセージです。たいていちょっとパサパサなのが玉に瑕。

■サイクロークイーサーン
東北タイのソーセージその1。屋台で買うと必ず生キャベツがついてきます。酸っぱいのと酸っぱくないのがありますが、どちらも美味しいです。脂がジューシーで焼きたては殊の外美味。最高のご飯のお供。



■ムーヨー
東北タイのソーセージその2。バナナの葉っぱに包まれ売られています。いろいろバリエーションあり。魚肉ソーセージの豚肉版とでもいいましょうか、タイの田舎風ソーセージとは思えぬほど洗練された味で、ほぼ日本や世界のハム・ソーセージ感覚でいただけます。


■クンチアン (中国ソーセージ)
中国から渡りタイに根付いた、甘くネットリしたポークソーセージ。カオパット (炒飯) に載っていたり、ちまきに入っていたり。味が濃いのでたくさんは食べられませんが、ワンポイントでいただくととても美味しい。




バンコクの王宮からほど近い場所にあるローカルカフェ「園楽安 (On Lok Yun)」では定番のハムエッグをいただきました。普通のソーセージ、中国ソーセージ、ハム、ベーコン。タイティーと一緒に。


ウズベキスタン
国民のほとんどがイスラム教徒なので、豚肉はかなりレア。ポークソーセージとなると、もしかしたらどこかで売っていたかもしれませんが、自分は見たことはありませんでした。お肉のメインはラムとビーフ、次いでチキンです。
■ハシップ
ウズベキスタンではいろいろな腸詰め (ソーセージ) が作られています。その中のひとつが、羊の腸詰め「ハシップ (Khasip, Hasip)」。羊の肉や内蔵、尻尾の脂とお米を混ぜ、スパイスを効かせて作られた一品です。ちょっとクセ強めですが、慣れると美味しいです。



■カジー
馬肉の腸詰め。塩気が強いので一度にあまりたくさん食べるものではありませんが、ウズベキスタン人にはかなり好まれています。ノリンというタシケントの麺料理 (刻んだカジーを混ぜ込む) や、プロフなどへのトッピング、あとはご当地ピザでカジーが載ったものもありました。





■ビーフソーセージ (ホットドッグ)
ローカルのファストフードチェーン店でよくホットドッグを買って食べました。残念ながらどこもビーフソーセージ。まあ悪くはなかったですけれど。



スーパーマーケットにもポークはありませんでした。当然みんなハラールフードで、どれもビーフかチキン。濃厚なビーフソーセージよりは、あっさりしたチキンソーセージの方が好みでした。

日本
日本に戻ってくると必ず行くモスバーガー。ホットドッグ (チリドッグ) のポークソーセージは至高の美味しさです。本場ドイツのポークソーセージともまた違う、日本独自の美味しさですね。
