イタリア、ドイツなどの国際研究チームが、猫の寝る姿勢についての研究結果を発表しました。研究では、ネコが寝る時に体のどちら側を下にするかを調査、408本のYouTube動画を分析した結果、65%の猫が左側を下にして寝ていることが判明しました。
体の左側を下にして寝た猫は、目覚めた時に左視野で周囲の状況を確認します。左視野で得られた情報は脳の右半球で処理され、右半球は空間認識や脅威の処理 (逃走行動など) に関わることから、左を下にして寝ることは、生存戦略である可能性があると結論づけています。
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興味深い研究です。つまり、3匹のうち2匹は左を下にして (時計回り・右巻き・右向きで) 寝ていることになります。うーん、どうだろう、考えたこともなかった。よし、写真チェックだ。
タイは同じ猫の写真が何枚かありますが、撮影日が異なるのと、その猫は右下・左下の両パターンがあったので、それぞれカウントしました。
インドネシアの猫たち
■左下 (右巻き・右向き):5匹
■右下 (左巻き・左向き):8匹
タイの猫たち
■左下 (右巻き・右向き):28匹
■右下 (左巻き・左向き):36匹
ウズベキスタンの猫たち
■左下 (右巻き・右向き):6匹
■右下 (左巻き・左向き):4匹
日本の猫
■右下 (左巻き・左向き):1匹
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■4ヶ国合計88匹
・左下:39匹 (44%)
・右下:49匹 (56%)
最初にインドネシアとタイを数えましたが、件の研究報告とは数値が合わなかったので、ウズベキスタンと日本の写真も加えました。あまり数はありませんでしたが。
結局、自分が撮った写真だけで言えば、左を下にして寝る猫よりも、右を下にしている猫の方が多かったです。サンプル数が少ないので、まあ仕方ないか。
それよりも驚いたのが、タイ (バンコク) の路上の猫の多さ。インドネシアはペットショップと猫カフェで数を稼いでしまいましたが、バンコクは段違いでした。
ウズベキスタンでも路上の猫の写真はよく撮っていましたが、タイのように猫が無防備にゴロンと寝転んでいる姿は、さすがに少なかったです。
タイ人は殺生しませんし、むしろ野良猫にはよくご飯をあげるので、猫たちも安心して暮らしている様子でした。そんな猫たちを見て、自分もずいぶん癒やされたものです。