最近ハマっているネトフリ番組「隣の国のグルメイト」。日韓二人のかけあいがなんとも心地よく、グルメ情報も知らないことがたくさん出てきて、ためになるしとても面白い。
最新話 (2-5) では、韓国のチャジャンミョンが紹介されました。美味しそうに食べる松重豊さんに、こちらも嬉しくなりました。そうそう、チャジャンミョンは美味しいんです。
個人的にハッとなったのは、テーブルにたくあんが出されたこと。見た目は日本のものと変わりません。チャジャンミョンには必ずたくあんなのだそうです。
チャジャンミョン (とチャンポン) のお店は中華料理屋扱いで、そしてたくあんを出さないお店はないのだと、ソン・シギョンさんが言っていました。
昔、ジャカルタとバンコクの韓国レストラン (麺メイン) でそれぞれチャジャンミョンを食べたことがありますが、どちらもたくあんが出てきました。
実は自分、漬物全般が苦手で、とくにたくあんは全然ダメ。人生でたくあんを口にしたのは、小学校の給食で一度、この時は先生に睨まれながら無理やり飲み込みました。
二度目は大人になってから、会社の上司手作りの、たくあんの混ぜご飯。さすがに食べられないとは言い出せず、ひきつった笑顔で噛まずに飲んだことを覚えています。
とにかくたくあんの臭いがダメで、なぜみんな涼しい顔でこれが食べられるのか、未だにわかりません。まあ好みは人それぞれですけれど。
海外で働くようになって、たくあんとはだいぶ縁遠い生活になり、もう怖いものなしだと思っていたのですが、ジャカルタで久しぶりに遭遇した時は焦りました。
最初にジャカルタでチャジャンミョンを食べた時、「なぜたくあん?」と不思議に思いつつ、すぐに小皿をテーブルの反対側にスッと遠ざけました。
この時初めてちゃんとした韓国のチャジャンミョンを食べました。以前フィジーでも食べていましたが、それとは別物、本当に美味しかったです。
このお店には何度も通いました (Legend of Noodle:チャンポンも最強に美味しかった!)。その度たくあんは遠ざけましたが。
その後タイに渡り、今度はバンコクでチャジャンミョン&たくあんに2店で遭遇。「あれ?ここでもたくあん?」当然そう思いましたが、その時はあまり深くは考えず。
チャジャンミョンの具材は豚肉も少しは入っていますが、タマネギがメインで色味も悪く、決して豪華な料理ではありません。値段もチャンポン (海鮮) より安め設定。
しかしソースが甘めで食べやすく、逆にこのシンプルさがどこか懐かしさを感じさせる、美味しさの秘密なのかもしれないと思いました。
チャジャンミョンはバンコク以来久しく食べていませんが、たまにあの味を思い出していました (とくに Banngkok Banjom:上↑の写真)。
その度たくあんのことも思い出していましたが、今回、喉の奥に引っかかった小骨のようなこの小さな疑問が、ようやく解決しました。
解決というか、チャジャンミョンにたくあんは付き物、これが正解と現地の人が言うのですから、これはもう受け入れるしかありません。今後もきっと食べないですけどね。
番組は他のエピソードも興味深いものばかりで、繰り返し観たくなるエピソードがいくつもあります。冷麺もちゃんとしたものを食べたいなあ。
おかげで韓国料理にプチハマり中です。その昔買った本「人気の韓国&アジアごはん」(別冊家庭画報) を、新たな興味を持って読み返しています。
最近、韓国人のお母さんがやっているお店でサムギョプサルをいただき、ひと味違う美味しさに驚かされました。焼く用のキムチという言葉も初めて聞きました。