現在、静岡県立美術館では「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」が開催されています。まだ行っていませんが、必ず行くつもりです。
気になっているのは、ミュージアムレストランで提供される限定メニュー「コシャリ 〜ピラミッドからの発掘〜」です。
「エジプトの国民食をピラミッド型で再現しました」などと美術館のSNSが投稿していましたが、その前にこれ、本当にコシャリと言えるのでしょうか。
コシャリはエジプトの庶民の味です。炭水化物たっぷりで、安くてお腹いっぱいになります。Wikipediaの説明が的確なので、以下、抜粋。
『コシャリは、米、マカロニやスパゲッティなどのパスタ、ヒヨコ豆、レンズ豆をミックスし、揚げた玉ねぎとトマトソースをかけた料理で、カルと呼ばれる酢と、シャッタと呼ばれる辛味ソースをかけて食べる』
自分はカイロ生活3年間で嫌と言うほど食べました。職場がカイロ郊外だったので、平日のお昼ご飯はコシャリくらいしか買えなかったので。
正直、完全に食べ飽きたので、また食べたいとはなかなか思えませんでしたが、後年、バンコクのエジプト料理屋で食べたコシャリは美味しかったです (⇒過去記事:バンコクのアラブ人街)。
エジプト展の情報を聞き、「久しぶりにコシャリが食べられる!」と最初は喜びましたが、料理の写真を見て、今ちょっとどうしたものか戸惑っています。
ちなみに、Googleの画像検索は次のとおりです。Wikipediaの説明とも合致しているし、もちろん自分がさんざん食べてきたコシャリもこれ。
近年は日本人にもだいぶ知られるようになり、その味にファンも多いと聞いています。どこかのテレビ番組で、日本でコシャリの専門店を出した人が紹介されていました。
県立美術館の人もちょっとネットを調べれば、コシャリがどんな料理かわかるはずですが、いったいなぜこんなことに。
まあでも一応、エジプトに敬意を表して、コレジャナイとわかっていても、やはり食べてみるつもりです。後日また報告できれば。
なお、カイロのコシャリはあまり美味しくなかったですが、リヤドで食べたコシャリは美味しかったです。素性は良い料理なんですよね。