前回の投稿でクロスカブ110くまモン・ブラックスタイル完成の報告をしました。あれから、こんどは中身のプチカスタムを実施、主に利便性の改善です。
■シートホルダー
クロスカブ/スーパーカブのシートは吸盤で吸い付ける仕様になっており、カブ走行中にお尻を左右にずらすとシートも微妙にズルッと動いてしまいます。
そのため、シート固定用の突起付きステーを設置しました。シートを下ろすとステーの突起がシート底面の穴にスポッとはまり、シートがずれなくなるというわけです。
800円で快適性アップ。多くのカブ主 (カブ系バイクのオーナー) がやっている、定番のプチカスタムです。
■サイドスタンドかさ上げ
クロスカブ110はサイドスタンドが短く、スタンドをかけて停めるとちょっとハラハラするくらい斜めになってしまいます。
スーパーカブ (JA59) と部品を共通化しているのかもしれませんが、あちらは最低地上高が138mm。クロスカブ (JA60) は163mmですからね、25mmも違います。
なので3センチほど長いサイドスタンドに交換する人も多いし、いわゆる下駄を履かせて接地面積を広くし、倒れにくくするパターンも (高さも1センチほどはかさ上げに)。
自分の場合、製品版のサイドスタンドや下駄ではなく、ホームセンターで見つけた丸い硬質ゴム (アオリゴム:直径4センチ・高さ3センチ) を結束バンドでくくりつけました。
300円ほどでとりあえず目的は果たせましたが、さすがに見た目がチープだし耐久性も未知数なので、将来的にはちゃんとした製品をつけるかも。
■ウインカーのLED化
スモークウインカーレンズにメッキバルブ (発光はオレンジ色) をつけたところ、外見的には自分の思惑どおりでしたが、とくに日中の視認性はやや難ありでした。
目線を水平に近づければ上の写真のようにしっかり光っているものの、目線を上げて上の方から見ると、光って見えるのはわずかにフィラメントのみという心細さでした。
なので光量アップを期待してバルブのLED化は当初から考えていましたが、そのためにはウインカーリレーを対応するものに交換するというなかなかのハードルが。
先人たちが悪戦苦闘してきた記録をブログやYouTubeで何度も見てイメージを高め、そして部品を調達。リレーは台湾から。
アース線を作らなければならないので、この1回のために電工ペンチも買ってしまいました。合計5400円。(※LEDテールランプ3200円は購入・設置済みなので今回の合計金額には含めず)
電線に端子をつけるなど初めてのことばかりでしたが、なんやかんやありつつも、2時間ほど (途中休憩含む/後述) でリレー交換は完了したのでした。
実は途中でうっかりキーをオンにしたままバッテリーとウインカーの端子をカプラーから抜いてしまい、ふたつが接触するとパチッと鋭い音とともにヒューズが飛んでしまいました。
メーターのライトが消え、ウインカーも点灯せず。茫然自失で30分ほど休憩しました。その後、気を取り直してヒューズボックスを開け、無事、予備のものと交換できましたが、もちろんこんなことも初めての経験。
こういったトラブルがなければ、リレー交換そのものはそこまで難しくありません。たぶん1時間くらいの作業量。むしろカブのカバーを開ける方が心臓に悪いかも (ツメが外れるパキッという音が)。
LEDバルブはさすがの明るさです。この明るさなら太陽の下で道路を走っていてもしっかり目視できるでしょう。
ちょっと雑ですが左右並べてみます。左がLED。違いは一目瞭然ですね。
目線を上げても順光で見ても、ご覧のとおり視認性は良好。光の色はノーマルよりは薄めのオレンジ色ですが、これなら問題ないでしょう。
何から何まで見様見真似でしたが、本当によくやりました。自分で自分をほめてあげたい。この作業の翌日にはさっそく予備のヒューズを買いに行きましたよ。
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走行距離はそろそろ1000km。慣らし運転が終わったら、ドライブスプロケットを交換する予定です (14丁⇒15丁)。
エイプ100やスーパーカブ50でも同じようにスプロケットを交換したので、体感する効果も想像はつきます。
ただ、今のギヤ比 (前14丁:後ろ37丁) が走行フィーリング的にはかなり納得できるものなので、場合によっては結局14丁に戻すかもしれません。
もっとも、これは巡航速度40km/hでの話。慣らし運転中なので、最高速度もせいぜい45km/hまでしか出していません。
これが60km/hで走るようになったら、やはり15丁が自分にとっての最適解となるかもしれません。同じ速度ならエンジンの回転数が14丁の時より下がりますから。
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下の写真は慣らし運転中にいただいた、国道52号線にある「峠のラーメン (Map)」の手打ちチャーシュー麺。ツルツルの麺が美味しかったです。