先日、ダーパンジー (大盤鶏) をいただいたウイグル料理店「イシククル」(⇒コチラ)。ラグマンやベシュバルマクなどメニューのラインナップはウズベク料理とそう変わりませんが、店名が示すとおり、キルギス料理なんだそうです。
(※イシク・クル:イシク湖 or イシククル湖、天山山脈の北、キルギスの北東にある内陸湖、同国最大の面積をもつ)
お店のイチオシはベシュバルマクとのことだったので、2度目の訪問ではそちらをいただきました。あとホシャン (揚げ肉まん) も。
これまでタシケントとカラカルパクスタンで何度かベシュバルマクをいただきましたが、ウズベキスタンのものはラザニアのような平たくて大きな麺 (ワンタンの皮状) です。
ところがキルギス風ベシュバルマクは、細切りした麺とのこと。たぶんノリンと同じかなと想像し、だったらコシもないだろうしあまり期待できないなと思ったり。(ノリン↓)
そして出てきたのがこれ (↓)。おお、これはかなりちゃんとした麺です。想像以上にコシがあって、断面のエッジも立っています。細目のうどんという表現がまさにぴったり。
ウズベキスタンのベシュバルマクもピラピラした食感が好きでしたが、キルギスのこれはまた違った美味しさです。食べ心地はまさにうどん、これぞ麺料理といった一品。
キルギスでもラグマンは手延べですが、ベシュバルマクはこのように基本は細切りなんだそうです。これは美味しいな。ラグマンよりさらにうどんに近いと思いました。
同じ名前を持った中央アジアの料理といっても、地域によってずいぶん違うものですね。キルギス料理はカザフスタン料理に近いということも今回知りました。
今回はウズベキスタンに居ながらにして、キルギスの風情を楽しむことができました。もっとあれこれ食べたいなあ。
■ホシャン
ホシャンは「Hoshang」の方が美味しいかな (⇒コチラ)。