ラフコーヒー (Раф-кофе) は1990年代後半にモスクワのあるカフェで、常連客ラファエル氏の要望によってできあがったコーヒーだと伝えられています。単にラフとも。
エスプレッソに生クリームとバニラシュガーを加えた甘いコーヒーで、ふんわりしたフォームの層が口当たり良く、その美味しさからじわじわと人気が出てレシピが広まりました。
ロシアを含めもともとこの地域はお茶文化圏でしたが、今ではウズベキスタンなど旧ソ連圏のカフェでは定番のメニューになっています。タシケントで1杯3万スム/360円~。
クラシックなレシピに加え、キャラメル、ハチミツ、チョコレートのフレイバーなど様々なバリエーションが生まれました。でもやはり、まずはクラシックがおすすめ。
下の3つのカフェだと、一番美味しいと思ったのはティムズ (TIM'S) かな。温度が比較的高かったので。他2店はぬるま湯くらいの温度でした (それも悪くはなかったけれど)。
■Bon! (Map)
■B&B (Map)
■TIM'S (Map)
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バニラシュガーの甘い香りを嗅ぐと、トンガのババウ島を思い出します。完熟バニラがマーケットで1束500~1000円で売られていました。