A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

タイ vs. ウズベキスタン:卵料理対決

最近あらためて気がつきました。ウズベキスタンに来てからというもの、それまで住んでいたタイとは違って、圧倒的に卵を食べる機会が少ないなと。

それはタイ料理とウズベキスタン料理の違いでもあるわけですが、ウズベキスタン料理って、卵を使った料理が数えるほどしかないんですよね。

その分、お肉をしっかり食べているので、卵に対する飢餓感とかぜんぜんありませんし、スーパーに行けばもちろん普通に卵は売っています (10個で240円くらい)。

ブログの過去記事を見返して、卵を使ったタイ料理の写真をピックアップしてみました。やはりたくさんありますね。もう毎日のように食べていました。

肉載せご飯には目玉焼きか煮卵が定番。カオムーデーン、ガパオライス、カオカームーなど。料理本体よりむしろ卵が人気の秘密というお店も。

イサーン (タイ東北部) の鍋料理チムチュムは、お肉に生卵をからめてから投入するのがデフォルト。夏の暑い時期はちょっと怖かったりもしましたが。

タイ料理はオムレツも多彩。カニオムレツ、牡蠣オムレツ、チャオム (アカシアの若葉) のオムレツなどなど。

イサーンの朝食の定番カイガタ (フライパンの目玉焼きの写真)、屋台では卵の串焼き、パッタイは薄焼き卵で包むのが美しく、卵と何かの炒め物もたくさん。

カイケム (塩卵) はソムタムに載せたりバチャーン (ちまき) に入れたり。ポテチのカイケム味もありました。ジョーク (お粥) には塩卵やピータンがよく合いました。

カオパット (炒飯) にはもちろん卵が欠かせません。バミー (タイラーメン) にも入っているし、鍋物にもたいてい付いていました。こうなると少し食べ過ぎですね。

* * *

さて、ウズベキスタン料理はどうでしょう。自分が知る限り、卵が主役の料理はホラズム州ヒヴァの郷土料理トゥフムバラクくらいでしょうか。写真はヒヴァでいただいた一皿。

ワンタンの皮のような薄い生地を半分に折って中に卵液を封入し茹であげた料理です。優しい味わいで美味しいですよ。茹でる時によく液漏れしないものだと感心します。

オリヴィエサラダとアメリカンサラダにはゆで卵が使われています。刻んだゆで卵とマヨネーズの相性は最強。そうわかっていても、普段ゆで卵に直接マヨネーズをつけて食べようと思ったことがないのはなぜだろう。

ウズベク料理店のフライドラグマン (味つけはトマト系) には目玉焼き・炒り卵・薄焼き卵など形はいろいろですが、卵が載っていることがほとんどです。

ウイグル料理の看板を掲げたお店 (Milliy TaomlariではなくUyg'ur Taomlari) のフライドラグマンは味付けも醤油系 (どこか中華寄り) で、卵は載っていないかなと思います。

ウズベキスタン料理としてはあまり語られませんが、自分は好きでよく食べているビフシュテークスも、目玉焼きが載っているのが当然。

あとはプロフのトッピングにゆで卵ですね。そしてウズベキスタンの特徴は、ニワトリではなくウズラの卵だということ。だいたいおまけで1個載っています。

デフォルトでついていないお店も、「コンプレクト」を頼むとウズラの卵・カジー・ドルマが。これまでに食べたウズラの卵の総量を、ウズベキスタンの2年で超えたかも。

ホテルの朝食ビュッフェだとオムレツとかよくありますが、ウズベクレストランのメニューでは見たことがありません。ローカルの卵料理、もっと何かないのかな。

なお、ウズベキスタン料理以外だと中華・日本・トルコ (メネメン)・ジョージア (ハチャプリ) など各国レストランで卵を食べました。やはり卵って偉大。