ウズベキスタン料理は何を食べても美味しくて、いつもつい食べすぎてしまうのですが、基本は肉々しい料理ばかりなので、さすがに連日だと胃もたれしてしまいます。
そんな時はレストランのメニューを眺めながら、何か軽めの肉抜き料理はないかなと探しますが、これが意外と見当たりません。
ウズベキスタンに観光で来た方も、少なからず同じ悩みを抱える人がいるかと思うので、そんな方々の参考になればと、ちょっとしたおすすめをあげてみます。
肉抜き＝ベジタリアンではありません。肉の代わりに魚または卵やチーズなどのタンパク質を摂れるメニューのアイデアです。
ラグマンやプロフ、マンティや各種スープは肉料理ではありませんが、お肉がたっぷり目に入っているので今回は除外 (フルーツプロフを除く)。
■ブハラカフェ (Map)
サラダはスマックがチーズ入りなので食べ応えあり (ブリンザチーズ＋トマト＋クルトン)。スープはどれもお肉入りなので意外と重いです (なので無し)。
ビネグレットはビーツ (赤ビート) のサラダ。ウズベキスタンを感じる一品なのでぜひトライを。ほんの少し土臭さが気になるかもしれませんが。
メインはフライドフィッシュを。サザン (コイ/コクレン) とスダック (パイク) がありますが、断然スダックがおすすめ。(New Bukhara Premiumのスダックも美味しい)
■アフソナ (Map)
とろけるチーズがたっぷり入ったカトラマがおすすめ。パン生地はサクサク (カトラマ＝層/レイヤー)、中はとろとろチーズ、もう最高です。
チーズ入りチェブレクも、写真映えという点ではタシケント随一。想像以上にぷっくりふくらんだチェブレクには誰もが笑顔になることでしょう。
ここのおすすめはフルーツプロフ。他ではお目にかかれない貴重な一品です。ご飯の塩気とフルーツの甘酸っぱさが相性バッチリ。自分は好きです。
■カミシュ (Map)
タシケントにはホラズム州の郷土料理を出すレストランがいくつかありますが、ここもそんなお店のひとつ。名物はシビットオシュ (緑麺) とトゥフムバラク。
トゥフムバラクは卵餃子とでも言えばいいでしょうか、ワンタンの皮に卵液を注入してしっかり閉じてから茹であげる料理です。手が込んでいる。
※シビットオシュはラグマン同様、お肉が使われている (ミートソースがかかっている) ので割愛。
■フィッシュ＆ブレッド (Map)
タシケントで人気のカジュアルなトルコ料理チェーン店。肉料理に疲れた時は決まってここのサバサンド、または焼きサバ (＋パン) を食べに来ます。マジうまし。
スープもウズベキスタン料理だとどうしてもお肉が入るので (しかもけっこう多め)、トルコレストランの豆のスープは貴重 (写真：エゾゲリンチョルバス)。
■ユスキュダル (Map)
上記フィッシュ&ブレッドにはないのですが、ユスキュダルを含むトルコレストランにはたいてい「メネメン」があります。トルコの朝ご飯の定番。
豆のスープも美味しい (写真：メルジメッキチョルバス)。メネメンと一緒に食べて、お肉なしでも大満足な朝ご飯でした。さすが世界三大料理のひとつ、奥が深い。
■ザイトゥーン (Map)
タシケントでは数少ないアフガニスタンレストラン。アフガン風ピラフのポロウも美味しいですが大きめのお肉が載っているので、ダルカレー＋チャラウをご紹介。
■ウズベキスタン軽食類
サムサ (ソムサ) はお肉だけではなくジャガイモやカボチャ入りのものもあります。どちらもしっかり美味しいので、もしかしたら動物性油脂 (羊の脂) を使っているかも。とくにジャガイモはどのお店にもありますが、とりあえず各1枚ずつ写真を。
・ジャガイモのサムサ@アンジール (Map)
・カボチャのサムサ@チティルチティル (Map)
クックサムサ (青菜のサムサ) は春の訪れを感じさせる一品 (通年提供するお店もありますが)。コッテリ美味しいのでけっこう油脂を使っていそう。(写真：スコック Map)
こちら風の揚げパン「グンマ」は肉 (レバー) よりジャガイモの方が数段美味しいと個人的には思います。40 Yil Gumma (Map) の揚げたてグンマは至高の美味しさ。
ホヌムの中身はジャガイモの千切り。たっぷりトマトソースがなんともイタリアンな味わいですが、しっかりローカル料理。(写真：チョルスーバザールのフードエリア)
■中国料理
肉抜きというよりも、野菜が食べたいとなれば、やはり中国料理屋が心強いです。どこも清真料理 (イスラム教徒向けのハラール料理) で豚肉はありませんが、違和感なく美味しいです。
とりあえずお気に入りの3店、ごく一部ですが料理の写真を。どこも玉子炒飯あります。麻婆豆腐は多少ひき肉が入っているので除きました。
・中华牛肉面 (Map)
・ハルビン (Map)
・天津飯店 (Map)
