12月8日はウズベキスタンの憲法記念日 (祝日) です。2024年は日曜日だったので、翌月曜日が振替休日になりました。
雪がうっすら積もった日曜日に続いて、月曜日もあいかわらず寒かったです。日中、よく晴れているのに気温は氷点下のままでした。
外に出れば寒いのはわかっていましたが、せっかくの休日だしと厚着をして外出、いくつか目的もありました。しかし結局、何の目的も果たせなかったという。。。
■その1:ルックバック
日曜日、コスモナフトラル駅を出て公園を歩き、お昼ごはんを食べようとレストランに向かっていたところ、小さな本屋の店頭に並べられた日本のマンガを見つけました。
数は少ないですがちゃんと人気の作品を抑えています。さすがに全巻そろっているとは思えませんでしたが、それでもこういうのを目にすると嬉しくなります。
タイとインドネシアでも現地語版の日本のマンガを買って帰った自分としては、ロシア語版のマンガは良いウズベキスタン土産になります。
⇒バンコク漫画ショップ
⇒日本の名作マンガ in インドネシア
(ジャカルタ生活まとめ記事の1投稿)
まずほしいのは「ルックバック」(黄色いパーカーの後ろ姿の表紙)。マンガを読んで映画も観て、大いに刺さった作品。何より1巻で完結するのがいいです。
1冊9万スム/1080円は高いですが、もう1冊くらいはほしいと思い、「ダンダダン」と「推しの子」「富江」などで迷ったため、ご飯を先に済ませることにしました。
本屋の少し先の「フィッシュ&ブレッド」でご飯を食べた後、なぜだか急に面倒くさくなり、つい、「マンガは明日でいいや」とそう考えてしまいました。
そしてこれが裏目に出てしまい、月曜日にまたお店に来たら、なんとルックバックが売り切れ。。もう何も買う気が起きず、そのままお店を後にしたのでした。
■その2:ポロウ
月曜日、本屋の後に向かった先は、アフガニスタン料理のお店「アリアナ」。以前ここで串焼きをいただきました (⇒コチラ)。
アフガニスタン風ピラフの「ポロウ」は月曜日のみ提供という情報はずっとインプットしていて、ようやく今回行くことができると、かなり楽しみにしていました。
ところが、最寄りのバス停で降りてお店を目指して歩いたところ、ぜんぜんお店が見えてきませんでした。
「あれ?おかしいな」そう思ってスマホを取り出しGoogleマップを確認すると、やはり通り過ぎていました。なぜお店を見逃したのだろう。。
来た道を100メートルほど戻ると、Googleマップにマークをつけたお店は、なんと仕切り板で囲まれていました。これは見逃すわけだ。
建物はすでに解体されているようで、リノベーションなのか閉業なのか張り紙などもなく、もちろんGoogleにも閉業/休業とは書いてありません。
まあでもこうなったらどうしようもありません。もっと早く来なかった自分が悪いです。食べたいもの・買いたいものがあったら、即行動に移さなければダメですね。
ちなみにポロウの過去記事 (@ザイトゥーン) はコチラに。
■その3:バス
この日のお昼はポロウを食べる気満々だったので、完全にお腹はお米を欲していました。こうなったらプロフを食べるしかありません。
向かった先はクシュベギ通りの「イシュティホン」。サマルカンドのプロフ「ジギルオシュ (亜麻仁油のプロフ)」の人気店です。
先ほど降りたアスキヤバザール前のバス停から、12番バスに乗ればお店のほぼ目の前まで行けることがわかり、10分ほど待って12番に乗車。お客少なめ、余裕で着席。
こちらの路線バスは、基本、全てのバス停で停まります。そこに待っている人の姿が見えなくてもです。なので油断していました。
バスは運転が荒く、加速・減速・カーブのたびに車体が前後左右にひどく揺れるため、自分は降りる時いつもほぼ停車してから席を立ち、サッと降りています。
すると、なぜかこの日・この運転手に限って、お店の前のバス停を減速もせず、素通りしてしまったのでした。
「あ・・・」もう声も出ませんでした。降車用のベルを押さなければいけなかったのだろうか。でも使っている人なんて見たことないし。
バス停はひとつ飛ばされ、自分は次のバス停で降りることに。500メートルくらい余分に歩いたかな。たいした距離ではありませんでしたが、ちょっともやもや。
■その4:トイオシュ
気温マイナス4℃の中、少し歩いて「イシュティホン」に到着。ここはジギルオシュの人気店ですが、実はトイオシュ (タシケントのプロフ) もあります。
自分はいつもジギルオシュばかりなので (7~8回食べています)、一度くらいトイオシュにしようかなと思いながら来ました。以下、注文時の会話です。
自分「トイオシュ」
店員「え?」
自分「トイオシュを」
店員「サマルカンドプロフではなく?」
自分「はい」
店員「ジギルオシュがいいですよ」
自分「・・・」
店員「・・・」
自分「じゃあジギルオシュを・・・」
店員の揺るぎない自信に満ちた態度に押されて、トイオシュを諦めてしまいました。我ながら優柔不断というかなんというか。
ありがちなのが、店員が外国人に対し、親切心からお店の一番人気をすすめる (ゴリ押しする) というパターン。確かにここのジギルオシュは美味しいし好きですけどね。
一緒に頼んだチュチュワラ (ワンタンスープ) がなかなか来ないなと思いつつジギルオシュを食べていたら、店員がやって来てチュチュワラは無いとのこと。残念。
代わりに頼んだマスタバ (ライススープ) ともども美味しかったですが、結局、食べたかったものはひとつも食べられませんでした。
ご飯を食べ終わり、うまく行かない日は何をやってもダメだなあと、やや肩を落としながら帰路についたのでした。