「疆来餐庁 (チャンライ Jianglai)」はタシケントのウイグル中華レストランとしては比較的新しいお店です。(Map)
その割にこの夏の観光シーズンは中国人客でにぎわっていたので、意外と評価の高いお店なのかもしれません。それか単にまだ知名度が低く穴場的に使われたのか。
初回に1人で行った時は麺と麻婆豆腐をいただきました。味は良かったのですが、1皿の量が多目で、食べたいものはあるものの、二度目の訪問はしばらく躊躇。
その後、日本から出張者が来た時にウズベキスタン人スタッフにも声をかけて、久しぶりにお店を訪れました。
出張者は中国系の方だったので、注文はお任せ。よくわからないものも来ましたが、どれも美味しかったです。
前から食べたかったダーパンジーは自分からリクエストしました。ただし量が多いので、大盤鶏 (ダーパンジー) ではなく中盤鶏 (チュンパンジー) を。
メニュー写真はジャガイモより鶏肉の方が多いけれど、実際のお皿はジャガイモたっぷり。でもウズベキスタンはジャガイモが美味しいので無問題。カレー風味でうまし。
出張者に「これいいですか?」とメニュー写真の「醤香牛蹄」を指さしながら聞かれましたが、よくわからぬまま「はい、よろしく」と注文してもらいました。
実際に来たお皿がこれ (↓)。おー、ワイルド。骨が25cmくらいありました。牛の脚の蹄 (ひづめ) の部分で、トロトロのコラーゲンとお肉が半々くらい。美味しかったです。メニュー写真と違いすぎますが、こんなんだったら大歓迎。予想外の料理は楽しいものです。
一緒に行ったウズベキスタン人は、中華レストランに来たのは初めてと言っていました。これも海外あるあるのひとつです。たいていみんな食に保守的で、自国料理以外は自ら積極的には食べません。物珍しくて写真を撮るスタッフ (↓)。
ひとつ興味深かったのは、ウズベキスタン人が同席したせいか、ノン (パン) が出てきたこと。(店主と調理人は新疆の人、店員はウズベキスタン人)
たぶん出張者はノンと声に出して頼んではいなかったと思うんですよね。店員が気を利かせたのか、あるいはこっそりウズベキスタン人スタッフが頼んだのか。
結果、中華料理をお米ではなくパンでいただくという、初めての経験をすることになりました。もうぜんぜん問題なく、美味しくいただきましたよ。
プロフ (米) とノン、ラグマン (麺) とノンの組み合わせが自分も当たり前になったので、今なら炒飯とパン、ラーメンまたはうどんとパンでも余裕でいける自信があります。
* * *
ついでに、予想外の料理で悲しかったパターンをいくつかご紹介。
■ハンバーガーのパティちっさ!!@トンガ
■豚のしょうが焼きの豚どこ!?@ジャカルタ
前回が良かったので再び頼んだら違いすぎたパターン。
■チーズがけステーキのチーズをケチる@ジャカルタ
■カレーとライスの量が逆転@ジャカルタ
■あんかけ焼きそばのあんがシャバシャバ@ジャカルタ
ちなみに、爆盛りメニューの場合はそのとおりのものが来ても意外と驚きはありません。「よしよし」とは思いますが。
■海鮮丼富士山盛り&牛丼メガ盛り@バンコク