タシケントには数え切れないほどウズベキスタン料理のお店がありますが、お店の規模感も料理のラインナップも千差万別。
プロフ、ラグマン、シャシリクなど、専門店ならその料理が美味しいことはまず間違いありません。最初から食べたいものが決まっていれば、素直にそういうお店へ。
一方で、何を食べたいか決まらないまま行くなら、総合料理店がベストです。複数名で行く場合も、メニューが豊富ならもめる心配もありません。
「ライホン (Rayhon National Dishes)」もそんなお店のひとつで、いわばファミリーレストラン。タシケント市内に6店舗ありますが、自分が行くのはもっぱらココ (家から近いので)。
テーブル数も多く明るい店内は清潔感があり、メニューはロシア語オンリーですが写真付きだし、若いスタッフが多いので英語の注文でも特に問題ありません。
料理の美味しさは平均的だと思います。何を食べてもハズレなし。これは他店もそうで、味付けも盛り付けもだいたい同じ。まああまり新鮮味はないということです。
ひとつだけ、ここのスペシャルがあって、それが紅白ワンタン (チュチュワラ)。普通、チュチュワラは白い生地オンリーですが、ここのは赤・白・黄色です。
では、これまでに食べたものを。3回しか行っていないので、数は少ないですが。
■ミートボールスープ
お肉の旨味がスープに溶け出てしまい、ミートボール自身は味が抜けてしまうのは、ミートボールの宿命ですね。その分スープは美味しかったですが。27,000スム/324円。
■マスタバ
トマトとお肉の旨味が溶け込んだスープに、お米が入っているライススープ。どこで食べてもかなり味に統一感があって、ウズベキスタンで最初に食べるスープとしておすすめです。ここは他店とくらべても美味しい方でした。34,000スム/408円。
■チュチュワラ
中央アジアのワンタンスープ。ミニワンタンがたくさん入っています。ライホンが珍しいのは、生地が色付きということ。普通は白のみですが、ここは赤と黄色も。おめでたい感じが良き。中身は同じ (羊肉) です。29,000スム/348円。
他店のチュチュワラ、色は白。あまり回数食べていないので、下の写真のうち1枚は蘭州ラーメンのお店のワンタンスープですが。やはりライホンは特別ですね。
■コブルマラグマン
コチラで書いたグループ分けで言えば、ライホンのフライドラグマンはナポリタン系の野菜増量版。味は普通。それ以上でも以下でもなく、本当に普通。49,000スム/588円。
■ヌハットシュラック
茹でたひよこ豆にお肉とスープがかかった料理。豆が食べたい時はこれを頼んでいます。ライホンのものは良い意味でお肉が少なめ、豆が主役でした。50,000スム/600円。
他店のもの、お肉が多いとそれはそれできつい。写真3枚しかありませんがどれも予想外にお肉たっぷりで後半ちょっと飽きてしまいました。ライホンはちょうどいい。
■チキンソテー
去年いただいた料理。もしかしたら今はないメニューかもしれません。ウズベキスタン料理としてはしゃれた見た目で味もよく、ウズベキスタンの洋食といった趣でした。
以上です。メニューにはプロフもシャシリクもあるので、ひととおり食べてみたいと思う一方、他にも行きたいお店がまだまだあるのでなかなか時間が、といった今日この頃。