ウズベキスタンの場合
ウズベキスタン人がおかずと一緒に食べる主食と言えば、ノン (パン)、グルチ (お米)、グレチカ (蕎麦の実)、ピュレ (マッシュポテト) といったところ。
この中で一番食べられているのがノン。これはもう圧倒的。次いでお米と言いたいところですが、これは少数派かも。
自分もお米はプロフでさんざん食べているので、今さら白ご飯はやや味気ない気がします。自分が頼むのはもっぱら蕎麦の実ですね、とくに指差し注文の食堂の場合。
シャシリクにもラグマンにもノンは付き物ですが、「お米は?」と店員からオファーされたことは一度もありません。
こう考えると、ウズベキスタン料理のお店で白ご飯を食べることって、だいぶ限られています。主食として白ご飯を食べたのは2種類の料理だけかな。添え物的なのは2つ。
■ビフシュテークス
お米・蕎麦の実・マッシュポテトが定番セットなので、自分はこれで白ご飯を一番食べています。といっても5~6回。
■ガンパン
ラグマンの具を、麺の代わりに白ご飯にかけた料理 (汁気は少なめ)。自分は一度しか食べたことがありません。白米のレベルがイマイチなので、麺 (ラグマン) の方がどう考えてもおすすめ。
■マスタバ
ライススープなのでお米は必須。トマトベースが多く、白米によく合います。お米の量はお店によってまちまちで、かなり少ないところも。写真のお店は多い方。
■モシュフルダ
緑豆のスープですが、だいたいお米も入っています。ただし量が少なく、色も色だしお米の存在感は薄め。
以上です。たぶん上の料理以外では、ウズベキスタン料理として白ご飯 (炊いただけのお米) を食べたことはないです。お米自体はプロフでよく食べていますが。
インドネシアの場合
インドネシア人は何を食べるにしても、白ご飯は必須でした。ケンタッキーフライドチキン白飯セットも普通にありましたし。
「ナシ・◯◯」(ナシ=ご飯) というメニューもたくさんあり (例:ナシゴレン=炒めご飯/チャーハン)、またお弁当にも白ご飯が付き物でした。
「ナシクニン」は、ターメリックとココナッツミルクで炊いた黄色いご飯で、祝いの膳としておめでたい席で食べられていました。
ナシクニンを円錐形に盛り、回りをおかずで囲むトゥンペンという盛り付け方はジャワ島由来で、神聖な山 (とくに火山) をかたどり、神への感謝を表したものです。
以下、「ナシ・◯◯」や、おかずと一緒に食べた白ご飯あれこれ。一部ナシクニンとナシゴレンが混ざっています。紙で包まれたものは白おむすび。
これらも自分が食べたもののごく一部です。ぜんぶ写真を撮っていたわけではないので。それにしてもよく白ご飯を食べていました。自分の海外生活では間違いなく一番。
本当に「所変われば」ですね。インドネシアのお米が懐かしい。。