タイやインドネシア、そして日本の生活とくらべたら、ウズベキスタンでは圧倒的にたくさんお肉を食べています。多分人生で一番肉々しい食生活。
ケバブ類はもちろん、プロフやラグマンなど米・麺料理だけでなくスープ料理にもお肉がたっぷり入っているし、サムサやマンティなど軽食もお肉感しっかりめです。
■シャシリク、カザンケバブ、タンディールグシュトゥ、ヴァグリ
■シフォイジャホン、ベシュバルマク、ビーフストロガノフ、ジズ
■プロフ×2、ラグマン、シビットオシュ
■ハシュ、モシュフルダ、ボルシ、カイナトゥマショルバ
■カルシサムサ、ホシャン、コサソムサ、ジュババ
これだけお肉が充実していると、ウズベキスタン料理以外でお肉、例えばビーフステーキなんかを食べたいとはあまり思わず、実際、これまで食べたのは一度だけです。
その時は知人と一緒にイタリアンのお店に行き、調子に乗って35万スム/4300円のヒレステーキをいただきました。これは本当に美味しかったです (⇒コチラ)。
あの時のステーキからそろそろ1年。たまにはステーキが食べたいなと、最近そう思うようになりました。
ただし、タシケントのステーキ屋は高いです。日本並みの値段。物価を考えたらさらに高く感じます。Googleマップで肉料理専門店の情報を見ては、ため息をつく日々。
ほどなくたどり着いたアイデアは、ウズベキスタン料理のお店で出すビーフステーキ。洋風のステーキ屋が20万~30万スムだとしたら、ローカルなら半額でいけそうです。
そうして向かった先はソイ (Soy) レストラン (Map)。これまでも何度かウズベキスタン料理を食べに行っているお店で、ステーキがあることは知っていました。
この日オーダーしたのはステーキ・ソイ (300グラム)、115,000スム/1380円。ウズベキスタン料理としてはいいお値段ですが、ステーキ屋にくらべたらだいぶ安い。
注文時に「20分かかる」と言われましたが、はい大丈夫ですと返答し、お茶を飲みながらステーキの到着を楽しみに待ちました。
こちらがテーブルに運ばれてきたステーキ・ソイ。熱々の鉄板に載せられています。このビジュアル、久しぶり。
すでにカットはされていましたが、ピースをさらにナイフで切って、おもむろにひと口パクリ。うん、めちゃめちゃウエルダン。けっしてジューシーとは言えない。
けれどもお肉をよく叩いているのでしょう、思いの外やわらかく、味は悪くありません。よく考えたらビーフもだいぶ久しぶりでした (ビーフがメインという意味で)。
さすがに焼きすぎだよなあ、ちょっともったいないなあ、などと思いつつ、お肉を口に運ぶ手が止められませんでした。そして300グラムはあっという間に胃袋へ。
結論、ウズベキスタンは基本的にお肉が美味しい。こんなに焼きすぎでも、しっかり美味しいんですから。
同じ300グラムでも厚めにカットしてミディアムくらいで焼いてくれないかなあ。絶対今より美味しくなると思うのだけれど。
多少文句は出たものの、思っていた以上に満足できました。しばらくはローカルレストランのステーキ、あちこち探してみよう。