A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

カボチャのサムサに舌鼓@サリマオナ

半年前に一旦、タシケントのサムサ屋をまとめました (⇒サムサマップ)。これくらいサムサ屋を知っていれば十分かなと思いつつ、その後も新しいお店の開拓をちょこちょこと続けたところ、さらに良さげなお店もいくつか見つかりました。

そんな中でも、相変わらず唯一無二の存在なのが「サリマオナ (Salima Ona)」。ここのカボチャサムサは本当に美味しいし、同じスタイルで出すお店を他に知りません。あとはチキンとビーフのサムサも取り揃えているのが高ポイント。

自分も本当はここのサムサが一番と言っていいくらい好きなのに、アクセスがあまり良くないため、実はなかなか行けていません。町の西側エリアにあるので、タクシーで行くと往復約3万スム/360円。これ、サムサ3~4個分です。こうなるとコスパが。。

そんなもやもやをずっと抱えていましたが、最近はよくバスを使うようになり、自宅近くのバス停からどんな場所に行けるかなと調べたところ、なんと、まさにドンピシャでサリマオナまで行ける路線がありました。

それが46番バス。下図のとおり、タシケント駅の南側と町の西側をエリアを結ぶ、かなり長いルートを走るバスです。この発見はうれしかったです。それと、こういう情報がウェブですぐに出てくるのが地味にすごいなと。 

46番バスは、サリマオナからさらに西側にある、最近気になっていたサムサ屋の前も通ることがわかりました。インスタグラムで広告が流れてきたお店で、だんご3兄弟ならぬ、串刺しサムサがあるようなんです。これは行かねば。

ソムサチャ/Somsacha (Map)
インスタの広告と違って、Googleマップのカスタマー投稿写真だと普通のしずく型のサムサしかなく、ハズレの可能性もあったためわざわざタクシーでは行きたくないと思っていたところ、バスで行けることがわかり、喜び勇んで出かけました。

お店の入口横にはサムサ専用のタンディール (窯) が。でもパッと見、焼いているのはしずく型ばかりでした。これは不安しか。。

お店に入り電光パネルを見ると、お団子サムサがありました (写真向かって左上)。店員さんに「あれはある?」と尋ねると、残念ながらありませんでした。タイミングの問題だろうか。次は朝早く来てみようかな。

他にも気になったものがあったのでいくつか聞いてみたら、今の時間は普通のやつしかないとのことで、だったらやめとこうと思い、この日は退店。またこんどトライ。続いてこの日の本命、また46番バスに乗って来た道を東に1.4km戻り、サリマオナへ。

サリマオナ/Salima Ona (Map)
46番バスにそのまま乗っているとサマルカンドダルボザ手前のサリマオナにも行けますが、そちらはいつも混んでいるのと店員の対応がイマイチなので、こちらがおすすめ。今回も注文して代金を支払った後、商品受取り口までレジ係がついてきてくれました。

カボチャ (コボック/Qovoq) とチキン (トブック/Tovuq) のサムサを2個ずつ注文 (8,000スム✕4=32,000スム/384円)。チキンは焼き立て熱々で手で持つのが大変なほどでした。カボチャにはおまけでひとつ唐辛子を載せてくれました。

ラムのサムサもコクがあって美味しいですが、脂がしつこいと感じる時も。その点、チキンはいいですね。旨味はありながらさっぱりしているので、いくらでも食べられそう。それにしてもパイ生地が超サクサクで、ひと口かじるたびにポロポロとくずれテーブルに散乱。これはなんとかならんもんですかね。まあうれしい悲鳴ですが。

あいかわらず美味しいカボチャのサムサ。カボチャの甘さとトッピングのしょっぱいひき肉が抜群の組み合わせです。考えた人天才。国によってはすぐに他店が真似しそうですが、ウズベキスタンはそういうことはないのかな。ちょっとプライドを感じるかも。

ああ美味しかった。お腹いっぱい。4個はちょっと多かった。あと唐辛子もめちゃめちゃ辛かった。こうしてお腹が満たされ、再び46番バスに乗って帰路についたのでした。

※参考過去記事:カボチャのサムサまとめ