タシケントでもっとも有名なプロフ専門店「ベシュカザン (Besh Qozon)」。単なるレストランの枠を超えて、もはや観光スポットと言っても過言ではありません。
タシケントに3つあるお店のうち、観光客が向かうのはもっとも北側のお店。地下鉄ボドムゾール駅とシャーリストン駅の間にあります (Map)。
調理場の大釜も他店を圧倒する大きさ。ベシュカザン (5つの大釜) と言いつつ、5つどころではない釜の数も圧巻です。
2つ目は市中心部の西側にあります (Map)。他店にくらべたらこちらも大きいですが、アクセスもあまり良くないし、あえてこちらに来ることもないのかなと。
3つ目はタシケントの南側、セルゲリ地区にあるお店 (Map)。車屋がたくさんあるエリアで、自分はタクシーで何度かお店の前を通り過ぎました。食べたことはありません。
以上、これらが今のところGoogleマップで出てくるベシュカザン3店です。しかしすでに、第4のベシュカザンがオープンしていました。
「この前看板を見たよ、あれはベシュカザンだった」ウズベキスタン人からそう聞いて、彼を誘い夕方一緒に行ってみました。比較的中心部なのでアクセスは容易。
まだ営業を始めて日が浅いのだと思います。Googleマップには出てきません。というか、居抜き物件なのでしょう、以前の店名のマップ情報がコチラ。(※そのうち更新されるでしょう)
店内は広々、そしてテーブルが他店に劣らずたくさん。お客はまばらでしたが、プロフはお昼に食べる人が多いのと、まだクチコミが広がっていないのでしょう。
ベシュカザンのプロフは①トイオシュ、②チャイハナオシュ、③スペシャル (オリーブオイル) の3種類ですが、なんとここには④ジギルオシュ (サマルカンドプロフ) が。
これはぜひ食べたいと即決したら、ウズベキスタン人も同じものをオーダー。さて、食べた感想はというと、これは彼と一致しました。
プロフとしては美味しい。とくにお肉のトロトロ具合は最高で、さすがベシュカザンと思わせるクオリティです。ただし、ジギルオシュとしてはいただけません。
亜麻仁油 (ジギル) の風味がどうにも今ひとつで、なんだかトイオシュとジギルオシュの中間のような、なんともどっちつかずの味でした。
プロフを食べるのが初めてだったら、とくに違和感なく美味しくいただくことができると思いますが、こちとらたくさんジギルオシュを食べてきた身です。
ひと口食べて、思わずウズベキスタン人と顔を見合わせてしまいました。もちろん不味くはないのですが、天下のベシュカザンが・・・というのが正直な感想。
しかもトイオシュ (38,000スム/456円) よりジギルオシュの方が高かったんですよね (42,000スム/504円)。初回は様子見でトイオシュにしておけばよかったかな。
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ベシュカザン (他店舗) のその他のプロフを参考までに。今回で全4種制覇。
■トイオシュ
■チャイハナオシュ
■マフスースオシュ (スペシャル)