半年前に投稿した「タシケントプロフマップ」では23店の紹介をしましたが、そのうちサマルカンドプロフ (ジギルオシュ) は5店でした。
この5店で食べておけば間違いないというお店ばかりですが、自分はもともとジギルオシュ (亜麻仁油のプロフ) が大好きなので、その後も地道に開拓を続けていました。
ということで、新たに4店舗ご紹介します。今回はタシケントのサマルカンドプロフとしてはトップ人気のグループではないかもしれませんが、どこも美味しかったですよ。
■カフェ・サマルカンド (Map)
町の中心部からは少し離れていてアクセスがあまり良くないので、自分はタクシーで往復しました。片道15,000~30,000スム/180~360円 (食事の時間帯は高い)。
明るく広い店内。週末の昼前でしたが、お客があまりにも少なかったため、なんだか急に不安に。美味しくないのだろうか。。
こちらがサマルカンドスキープロフ (38,000スム/456円)。お肉多めです。メニューはロシア語のみですが、料理の写真があるので注文には困りません。
お肉はよく煮込まれ柔らか仕上げ。脂身の少ない部位を使っているので、さっぱりいただくことができました。油は亜麻仁油だし、ヘルシーさが際立ちます。
お米はややかためでほど良い旨味があり、なかなか美味しいジギルオシュでした。もっと繁盛しててもいいのにな。脂身多めのこってりプロフでないとウケないのだろうか。
サマルカンド風サムサ (パリパリのパイ生地が特徴) も本場に負けない美味しさでした。
■キシュミシュ (Map)
自分にとっては職場からタクシー1万スム/120円で行ける近い距離のお店ですが、一般的にはアクセスはあまり良くないです。
カフェ・サマルカンドと同じくこちらも総合料理店ですが、どちらもプロフはジギルオシュのみ (タシケントで一般的なトイオシュは無い)。店内はいい雰囲気です。
こちらがこのお店のサマルカンドプロフ (34,000スム/408円)。お肉は叩かれほぐされています。うずらの卵はデフォルトで1個ついてきました。
お肉は塊感こそありませんが、ほどよく脂身も混じりトロッとしていて食べごたえはしっかりめ。十分満足できました。
お米はちょうど良いかたさ (日本のご飯とくらべたらややかため)。旨味もしっかりあって、お値段もほどほど、これはアタリでした。
■レギスタン・オシュ (Map)
サマルカンドのレギスタン広場から名を取ったお店でしょうか。大通り沿いの大きな建物の2階にあります。建物の側面 (写真手前) にある外階段から上がります。
店内はすこぶるにぎやかでした。すぐ近くに大人気店「サム・オシュ (Map)」がありますが、このお店も繁盛しています。あちらに入れなかった人が来るのでしょうか。
サマルカンドプロフ (ジギルオシュ) の専門店だと思います。メニューなど見せられませんでしたが、とりあえず「オシュ」と注文。来たのがこれ (42,000スム/504円)。
お米はかたい方、ニンジンはかなり多い方、クミンは今まで食べたプロフの中で一番たくさん入っていました。お肉はトロトロ (値段にしては少なめ)。うずらの卵1個つき。
青唐辛子は一緒に炊き込まれたもの。ほどよい辛さだったので珍しく全部いただきました。値段は上2店より高いけれど、これは近所のサム・オシュに合わせたのかな。
■ドゥンヨー・カフェ (Map)
ウズベキスタン総合料理店。道路の向かい側にプロフ専門店が3つもあるので (パイシャンバ他)、プロフだけが目的ならわざわざこちらに来るかどうかは悩みますね。
敷地は広く、明るい大広間と薄暗い (雰囲気のある) カフェバー空間があります。大口客にも対応可能。
メニュー名はプロフ。店員さんにジギルオシュかどうか確認しました。ビーフとラムがあり、この日はビーフをチョイス。どちらも38,000スム/456円。
柔らかビーフはさすがにラムよりクセがなく、たぶんその代わりに脂身の小さな塊がいくつか入っていました。脂身はねっとり、甘味があって美味しかったです
お米はちょうど良いかたさ、スープストックなどで味を足した感じもなく、また油も少なめで、全体的に上品な味わいでした。
さっぱりした食べ心地はサマルカンドで食べたものに近かったかも。自分はもう少しこってり目が好きだったりしますが。こんどラムの方も食べなきゃな。
以上です。この中でどれかと言うなら、キシュミシュがおすすめです。安いし美味しいし、文句なし。これだけ美味しいのに空いているのも高ポイント (夜はわかりません)。
ちなみに、キシュミシュはブドウの品種名です。写真 (↓) はスーパーの干しブドウ。