A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

ウズベキスタンのナショナルコーラ

ウズベキスタンには「ミッリーコーラ (Milliy Cola)」なる炭酸飲料があります。その名のとおり、ナショナルコーラ (国産コーラ) です。

ローカルニュースによれば、クオリティは大手のコーラと変わらないそう。500mlボトルの値段はそれぞれ次のとおり (@Makroスーパーマーケット)。

・コカコーラ:6,390スム/77円
・ペプシコーラ:5,390スム/65円
・ミッリーコーラ:4,990スム/60円

日本でコーラを飲むことなんて昔からほぼないのですが、ウズベキスタンの夏は暑くて空気が乾燥しているため、自分でも意外なほどコーラをよく飲みます。

タシケントのスーパーマーケットはコーラの売り場面積が他の飲料よりも広く、嫌でも目に入りますが、ミッリーコーラも前から気になっていました。

ということで、実際の味はどうなんだろうと思い初めて購入。ついでに、味くらべのため他の2本も買ってきました。

あくまで自分の感覚ですが、結果は次のとおりです。

炭酸
炭酸の強さは、コカ>ミッリー>ペプシ。コカコーラは泡がきめ細かで舌触りがよく、ミッリーコーラはわりと暴れる炭酸といった感じでした。ペプシはふたつより弱い。(※コップに注いでから飲んだ感想です、ボトルから直で飲むとどれも炭酸が強くて違いはよくわからず)

甘さ
口に含んだ時に感じる甘さはどれも変わらないように思いましたが、舌に残る甘さなら、ミッリー>ペプシ>コカ。

コカコーラは甘さが舌に残らずサッとすぐなくなる感じ、ペプシは甘さの余韻が幾ばくか、ミッリーはペプシよりさらに甘さの余韻が長かった、ような気が。(※余韻と言えば聞こえは良いですが、ベタッとした甘さが舌に残ったとも)

風味
コカコーラはシンプルというか平板というか、砂糖 (カラメル) 以外はあまり感じず、くらべたらペプシはシトラスというかちょっと薬 (シロップ) っぽいような風味。

ミッリーはペプシよりさらにシトラス強め、みたいな気がしました。もちろんコーラの味の範疇ですが。(※バカ舌だからあてにしないで・・・)

3本を150mlくらいずつ飲んだところで、胸が苦しくなり一旦終了。そういえば自分、昔からゲップを出すのが下手くそで、炭酸を飲むといつも苦しくなってしまうのでした。

結論としては、ミッリーコーラも普通に美味しかったです。コカコーラとはわりとはっきり味が異なるので、コカコーラが大好きな人は納得いかないかもですが。

ペプシコーラ派の人なら、ミッリーコーラも素直に受け入れられるはず。なんならペプシより好きになる可能性も。自分がたぶんそう、下に書いたとおりもともとペプシ派なので。

ミッリーコーラ、味も悪くないし値段も少し安いので、今後どんどんシェアが増えていくことを期待します。

タシケントのレストランはコカコーラ、ペプシコーラ、ファンタ、スプライトあたりが定番のラインナップ。いずれここにミッリーコーラが食い込んでほしいです。

ひとつ改善を希望。それはボトルのデザインがやぼったいこと。太くて背が低いと冷蔵庫に並べるのも不利ですから。この点はコカコーラの美しさが際立っていますね。

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コーラといったらペ・プ・シ
自分が本格的にコーラを飲み始めたのはカタールでした。当時のアラビア湾岸諸国はイスラエル・ボイコットの一環で、ユダヤ資本であるコカコーラは輸入禁止、代わりにペプシコーラが販売されていました。

なのでコーラと言えばペプシコーラのことで、またアルコール禁止のお国柄、食事の際にコーラはいつも飲み物の第一候補でした。そのため、カタールの3年間で自分もすっかりペプシの味に慣れてしまいました。

カタールから帰国後、日本のレストランで飲み物を聞かれ「ペプシ」と答えたら、店員さんに怪訝な顔をされたことを思い出します。ペプシマンが世に出る数年前の出来事。

当時、同じくボイコットされていたのがマクドナルド。カタールではハンバーガーと言えばハーディーズ、セットにつく飲み物はペプシが定番でした。ああ懐かしい。

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タイのペプシ缶:タイ料理SP

ウズベキスタンのペプシ缶:ナウルーズSP