ふとライオンが見たくなり、一筆。これまでエチオピアや南アフリカ、その他いくつかの国の動物園でライオンを見てきましたが、やはりタンザニアのサファリツアーで見たものは別格でした (エチオピア時代に旅行で)。
「野生の迫力!」と言いたいところですが、捕食シーンを見たわけではなく、草原でのんびり寝転んでいる姿ばかりだったので、案外のどかで平和だなあと。しかも大家族感があって、もう牧歌的ですらありました。
一度だけ、サファリカーのすぐ先に雄ライオンが現れて、見るからにこちらを睨みながら唸り声をあげた時は、カメラのファインダーをのぞきながら緊張が走りました。さすがに怖かったです。
シーズンは狙って行きました。セレンゲティはちょうどヌーやシマウマが北に向かって移動している時期で、それを追うライオンも含め、びっくりするほどたくさんの動物を見ることができました。
最初にガイドから 「木登りライオンを見ることができたらとてもラッキーだ」 と聞いていたのですが、2日間で合計8頭も見られたので、「実は木の上につないでいるんじゃないの?」 と勘ぐってしまいました。
サファリツアーのその他の写真はコチラにあげています。よければぜひ。
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下の写真はエチオピアのブラックライオン。大統領官邸の中庭で飼われていた個体です。よく考えたらすごいな。さすが、国獣。(※エチオピアはロバも国獣だそうです)
ちなみに、雄ライオンのたてがみは黒い (濃い) 方がより雌にモテるそうですが、寿命は短い傾向なのだとか。長生きよりも子孫を残すことの方が本能とはいえ、これはなんとも。。