今回の小旅行は長野県諏訪郡富士見町の「天空カート」を第一目的とし、宿泊は山梨県北杜市小淵沢町のロッジ「旅籠屋」でした。どちらもワンコと一緒に乗車&お泊りできる所。
ワンコがいたのでちゃんとした食事はなかなかできませんでしたが、八ヶ岳PAや小淵沢駅周辺でそれなりにご当地グルメを楽しむことができました。
■八ヶ岳PA下り
ベーカリーのベーコンボードと信玄ソフト。ベーコンは塩気が程よく分厚くて、食べごたえ抜群でした。塩メロンパンとあんこクロワッサンも評判どおりの美味しさ。
パンが3種とも個性が異なり、それぞれ美味しかったです。そういえばロッジで出た朝食のパンも何気に美味しかった。パンが美味しいのかな、この地域は。
信玄ソフトは期待どおりの美味しさでした。ミルク感たっぷりのソフトクリームに信玄餅・黒蜜・きな粉。考えた人、天才ですね。
■丸政そば@JR小淵沢駅
名物の一杯をいただきました。お店の歴史は古く、もとは弁当屋として大正時代に創業したそう。昭和初期に富士見駅で立売り営業を開始し、今では山梨の駅弁を代表するメーカーに。
弁当とともに有名なのが、昭和31年に小淵沢駅からスタートした駅そば。早くて安くて美味しい、立ち食いそば店です。メニューが充実していて券売機を前にあれこれ悩んでしまいましたが、ここはやはり一番人気の「山賊そば」を。
醤油ダレに漬け込んだ鶏もも肉をカラッと揚げた信州の郷土料理「山賊焼き」がトッピングされた、ボリューム満点の一杯です。サックリ揚がった厚めの衣とジューシーな鶏唐揚げは、ニンニクの風味も効いていて軽めの一杯とは思えぬ満足感がありました。
小淵沢は「馬の町」でもあります。旅先ではつい財布のひもが緩みがち、さらに名物の馬肉もトッピングしてしまいました。乱切りで太めのそばとほんのり甘いお汁に、甘辛の馬肉がベストマッチでした。
サメのフライを載せた「海賊そば」を、次回はぜひ食べてみたい。麺がラーメンの「黄そば」も気になる。
■丸山珈琲 リゾナーレ八ヶ岳店
星野リゾート・リゾナーレ八ヶ岳の「ピーマン通り」に店を構えるカフェ。事前に評判を調べていて、ぜひ1杯いただきたいと考えていました。
八ヶ岳ブレンド (ホットコーヒー) はダークチョコレートや柑橘系の風味が広がる、コーヒー豆の品質の高さが感じられる奥深い1杯でした。
値段はそこまで高くなく (650円)、とにかく美味しかったことは間違いないので、価値ありの1杯でした。
■八ヶ岳PA上り
盛りそばと清里カレーをいただきました。そばについては量はともかく、パーキングエリアのそばとあなどれない、しっかりしたそばでした。
しっかり感のある麺は蕎麦粉の風味が良く、ひと口噛むごとに甘みを感じました。そばつゆも個人的にはどストライク。これは美味しかったです。本当に、量はともかくとして (900円也)。
まあ量が少ないということは、もう1品食べる余裕があるということ。逆にラッキーと捉えました。ということで、表の看板にもあった「清里カレー」を。
行きに食べたベーコンパンのベーコンが忘れられず、思わずベーコンをトッピングしてしまいました。
カレールーはスパイスが効いた深みのある味。ややもっさりですが、それもまた良し。どこか懐かしさを感じる、ホッとするような味でした
ベーコンは相変わらず食べごたえたっぷり。ご飯も多いし、これで満足しない胃袋が、果たしてこの世にあるのでしょうか。
あとはお弁当とかジェラートなんかもいただきましたが、結局どれもこれも美味しかったです。
ちゃんとしたお店で食事をしたら、もっともっと満足感が高いのかも。次回に期待です。
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小淵沢駅、夜7時過ぎ。東京に向かう列車のホームは、旅行を終え帰路につく人たちの姿が。バックには八ヶ岳、実に画になる駅です。物語が生まれそう。