ヒヴァでいただいたローカルグルメをご紹介。1泊2日で食事回数は限られていましたが、食べたいものは食べることができました。
というか、出発前にスタッフにヒヴァのローカルグルメについてたずねたところ、皆一様にシビットオシュとトゥフムパラクしか言ってくれず、まあやはりこのふたつなんだなと。
■テラッサカフェ (1日目昼)
クフナ・アルクの向かい側にあり、2階のテラス席からの眺めが良いです。香草ディルが練り込まれた緑色の麺「シビットオシュ」と、卵の水餃子とも言うべき「トゥフムバラク」をいただきました。
2品ともすでにタシケントで食べたことはありましたが、さすが本場と思わせる美味しさでした。とくにシビットオシュは、テーブルに運んできてからお客の目の前でソースと混ぜ合わせるという演出が良かったです。今まで食べた中で間違いなく一番美味しいシビットオシュでした。
トゥフムバラクはどこで食べても不味いということはないのですが、テラッサカフェのものは殊の外美味しかったです。見た目も美しく、完璧な一皿。
■ホラズム・アートレストラン (1日目夜)
アラクリ・ハン・メドレセの入口にあるレストラン。この日は外のテラス席でいただきました。プロフは翌日のお昼にしようと思っていたので、他に何かめぼしいものはないかとメニュー表を眺め、ローカルっぽい「ホラズム・ケバブ (200g)」を頼んだところ、見た目は普通のステーキでちょっと驚きました。焼き加減は完全にウエルダンでしたが、これが不思議と美味しかったです。
■ホラズム・アートレストラン (2日目昼)
本当はカフェザラフションで食べたかったのですが、11時半に行ったら「クローズ」とのこと。何時に開くのか聞いたら「12時か12時半」というやる気のない返事。
こんな感じで12時に開くことはウズベキスタンではないので、結局またアートレストランへ (帰りのフライトの都合で1時にはホテルに戻りたかった)。今度は中に着席。
もともと "Taste Atlas" で、ウズベキスタンでプロフを食べるならここという何店舗かが紹介されていて、アートレストランのプロフもその中のひとつだったので、まあ結果オーライです。
プロフはカラカルパクスタンと同じく短粒米を使ったもの。油・脂はかなり控えめで、柔らかめに炊きあがったお米はひと口噛むごとにじわっと旨味が出てきます。ピラフというよりは、まるで日本の炊き込みご飯。
タシケントのトイオシュとはもう全然違いますね。あちらのパキッとした食感&脂の旨味全開のプロフも美味しいけれど、こちらの滋味あふれる優しい味わいのプロフもとても美味しいです。
「2皿はトゥーマッチ?」と店員の顔色をうかがいつつ、結局シビットオシュも頼んでしまいました。また来る機会があるかわからないし、お腹に詰め込めるだけ詰め込みました。
せっかく無理して食べた一皿でしたが、結論としては、シビットオシュはテラッサカフェの圧勝。ここのは油気がなく、ヘルシーではあるものの、麺を食べる時の食感がボソボソしていました。味は悪くないのですが、飲み込むのがちょっと辛かった。
ということで、今回の旅行でもたくさんいただきました。もう満腹です。地方に行ってその土地の料理を食べるのが、個人的には旅行の醍醐味です。以上、ヒヴァ旅行記でした。