タシケント観光の目玉のひとつ、ハズラティ・イマーム・コンプレックス (⇒コチラ)。もう何度も行っていますが、最近ようやくコーラン写本を見学したので、あらためて写本の紹介を。
■ウスマーン写本
ウスマーン版クルアーン (オスマンコーラン) やサマルカンド写本とも呼ばれます。8世紀に現在のイラク地域において、クーフィー体 (アラビア語の書体のひとつ) で記された、世界最古のコーラン (クルアーン) の写本。(※ウスマーンは第三代正統カリフ)
15世紀、ティムールによりウズベキスタン (サマルカンド) に持ち帰られたとされ、現在はタシケントのハズラティ・イマーム・コンプレックスの図書館に保管されています。見学は有料、写真・ビデオ撮影不可。
写真不可なので目に焼き付けてきました (参考写真はWikiから)。
* * *
こうした歴史のある宗教書を目にした時、毎回妄想してしまうのが、文字を見た瞬間、写本が制作された時代にタイムスリップしてしまわないかなということ。
そして自分の前世が古代の書紀官だったことを知る。ホント、バカみたいな妄想ですが、自分はいつもちょっとだけドキドキしてしまいます。
写本に巡り合ったのも何か縁 (因縁) があってのことでしょうし、いつか何かの拍子にそんなことになってしまってもいいように、一応いつも心構えはしています (←何の?)。
ヨルダン国立考古学博物館では、死海写本の展示の前に、かれこれ10分くらい立っていました。もちろん何も起こりはしませんでしたが。
エチオピア北部の古都アクスム、失われたアークが眠るとされる「シオンの聖マリア教会」では、1000年前に書かれたというゲエズ語の聖書を凝視、しかし奇跡は起こらず。
ロゼッタストーン@大英博物館。アレキサンドリアの情景を思い浮かべました。
古代エジプトの王墓@王家の谷。内部はイメージの洪水、妄想がはかどりました。