およそあらゆる歩道に街路樹が植えられているタシケントの町並みは、木の葉の緑が目に優しく、夏は厳しい日差しを遮ってくれ、さらに今頃の季節は果実までもたらしてくれます。
自宅から最寄り駅まで歩く間にも、アンズとマルベリーがあります。もちろん最初は何の木か、気にもしていませんでした。
ところが先日、最近木の下が点々と黒く汚れているなと思い、ふと立ち止まって見上げたら、そこには果実がたわわに実っていたのでした。
■ホワイトマルベリー
熟しても白いままの桑の実。今は市場にもカゴ盛りでたくさん売られていますが、この木ももちろん同じものです。そして別に食べたってかまいません。この前知人が食べたと言っていたので、自分も少し採って帰りました。よく洗ってから口に放り込んでみると、なるほど、しっかり甘い。もっと採ってくればよかったな。
■アンズ
歩道の前を歩いていた男性2人組が、木の下で急にジャンプしだしたと思ったら、何度目かで枝を手にしていました。よく見ると、その枝にはオレンジ色の果物が。そう、これ、アンズです。これも市場に売っていますが、2～3個食べたいだけなら、買う必要ないですね。
