A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

コブルマラグマンを食べ昭和に思いを馳せる

ウズベキスタン料理の中でもとくに好きなのが「ラグマン」。汁ありのラグマンももちろん美味しいですが、最近はもっぱら汁なしの「コブルマラグマン」にハマっています (⇒ラグマン過去記事)。

なぜかというと、職場の食堂にあるからという単純な理由なのですが、これが何度食べても飽きないんですよね。食べ終わったお皿を見るとかなりオイリーなのですが、とくに胸焼けもありません。

何が好きなのかなとあれこれ考えてみると、やはりどこか懐かしい味を思い出すからです。そしてそれは、子供の頃に初めて食べたスパゲティ、ママーのナポリタン (粉末ソース) です。

大人になってお店で「パスタ」を食べるようになると、あの頃食べていたあのチープな味のナポリタンとは、いったい何だったんだろうと疑問に思ったりもしますが、それでも時々、無性に食べたくなるんですよね (⇒ナポリタン過去記事)。

昨今はテレビでも "昭和 vs 平成" みたいな番組が増えてきましたが、去年日本にいた時は自分も楽しく観ていました。「昔はよかったな」というよりは、昔あまり裕福ではなかった時代を、ほろ苦く思い出す感じ。でもあの時代があったからこそ、今の自分がいるわけで。

ウズベキスタンでコブルマラグマンを初めて食べた時は驚きました。あの頃食べたママーのナポリタンを思い出したからです。そうは言っても、お店のコブルマラグマンはちゃんとしたクオリティの一品。オーダーすれば作りたてが出てきます。

記憶に残るナポリタンの味にさらに近かったのが、職場のラグマンだったわけです。大量作り置きというのも逆にポイント高いです。なんともボソボソしていて、これが絶妙に当時の味を再現しています。あくまで自身の記憶ですが。

職場のコブルマラグマン、あの頃の自分にも食べさせたいです。普通に「美味しい、美味しい」と言いながら食べるんだろうな。(想像したらなんだか泣けてきました・・・)