A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

ポテトが美味しいカザンケバブ

シャシリク (シシカバブ) ほど知られていないかもしれませんが、「カザンケバブ」もまた、なかなかパンチ力のある美味しい肉料理です。

ネットでレシピ動画を観てみると、ぶつ切りのお肉 (羊肉) とジャガイモを丸のまま、まずはそれぞれ油で素揚げします。

その後ふたつを鍋 (大鍋=カザン) に移し、塩コショウやスパイス (クミン) とともに水をコップ1杯ほど入れ、蓋をしてじっくり蒸し焼きにすれば出来上がり。

蒸し焼きにする分、油は少なめなのかなと思いきや、お店で注文するとお皿にはけっこう油がベットリ。なのでかなり重たい料理です。

これまでふたつのお店でいただきました。このブログではおなじみの「アノール」と「サルドバ」。まずはそれぞれの写真を。

値段はそれぞれ65,000スム/765円 (アノール)、52,000スム/610円 (サルドバ)。アノールの方が高い分、ボリュームがあります。ジャガイモも3個。

この料理、個人的には、実は本当に美味しいのはジャガイモだと思っています。羊肉はホロホロとくずれるほど柔らかく、肉の味も濃いのですが、いかんせん、油が・・・。

ジャガイモは一度揚げているので表面には少しカリカリが残っていて、これがまた美味しいんです。中はしっかり火がとおり、ネットリした甘さが口の中に広がります。

これ、お肉はいらないからジャガイモだけ何個も食べたいと、本気で思ってしまいました。もちろん、羊肉の油が染みているからこそ美味しいので、調理方法はそのままで。

家だとなかなか揚げ物はし辛いですが、いつか自分でも作ってみたいウズベキスタン料理のひとつです。