ラグマン目当てで行った、ボドムゾールのお店 (初訪問店) でのこと。メニューを見ると、「ウイグル・ラグマン」の下に「ラグマン・ガイル」という料理がありました。
写真では一見違いがわかりません。この時は結局普通のラグマンをいただきましたが、なんだか気になって、今まで撮った他店のメニュー写真を見てみたところ、「サルドバ」にも同じ料理があることに気づきました (標記は「ガイル・ラグマン」)。
今までラグマンには3種類というか三形態 (汁あり、炒め、麺スープ別体型) あると理解していましたが、このガイル・ラグマン、第4のラグマンなのかなと、少し期待しつつサルドバに行っていただいてきました。
サルドバのラグマンはスープがかなり美味しかったので、それなりに味は記憶しているつもりですが、ガイル・ラグマンは、くらべたらセロリがかなり強かったです。普通のラグマンはパプリカの味が全面に出ていますが、ガイルは明らかにセロリ。
まずはこれまでにサルドバで食べた、アイリムサイ (麺スープ別体型) と普通のラグマンの写真を。パッと見、セロリは確認できません。
次にガイル・ラグマンの写真。点々と散らばるセロリがちゃんと目視できます。少し麺を掘り起こしてみると、さらにセロリが出てきました。これだけ入っていたら、それはセロリの味になるというものです。逆に言えば、セロリ以外の違いはよくわかりませんでした。
つまり、ガイル・ラグマンは普通よりセロリ強めのラグマンということなのかなと、一応このお店では結論付けたのですが、さらに気になってこれまで食べたラグマンの写真を見てみたところ、うーん、なんだかそうとも言えるし、そうでないとも。
ガイル・ラグマンがメニューにないお店、「タルノブ」と「カラサライ」はほぼセロリが見えません。でも、多少は入っていたんじゃないかと思います。記憶やや曖昧ですが
「アノール」と「ボドムゾール・ウイグル・タオムラリ」は写真からセロリが確認できました。ただ、ボドムゾールは本記事一番上のメニュー写真のお店で、ガイル・ラグマンもあるお店です。となると、セロリの有無 (だけ) ではなさそう。"汁気少なめ" の可能性もあるのかな。結局、またボドムゾールで食べないと解決しないのか。。
なお、ガイル (ГаЙРУ/ГУЙРУ) をGoogle翻訳で探してもぜんぜん出てこないので、そもそもがどんな意味なのかはわかりません。ウズベク語の単語の1割くらいはアラビア語から来ていると思いますが、アラビア語の "ガイル" は「~ではない/別のもの」といった意味なので、もしかしたら「ラグマンのようでラグマンとはちょっと違う」といったニュアンスなのかなと想像していましたが、それも当たっているような、いないような。。
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【8/18追記】
普通のラグマン (ウイグルラグマン) が羊肉 (マトン or ラム)、ガイルラグマンが牛肉なのかもしれません。他店のメニューにそれらしき記載がありました。ただし、サルドバで食べたふたつが明確に羊肉と牛肉だったとはどうしても思えず (どちらも牛肉だと思いました・・)、この点は今後要確認。自分のバカ舌が歯がゆい。。。