カラカルパクスタンの政府機関「イノベーション省」で見たロボット。庭をデザインした人の趣味全開だなと、この手のジャンルが好きな自分はにんまりしながら写真をパチリ。黄色がまた「バンブルビー」っぽいですね。
後日、タシケントのイノベーション省 (高等教育科学イノベーション省:Ministry of Higher Education, Science and Innovations) を訪れた際にも同じロボットを発見。テンション上がりました。
ということで、急に懐かしくなり、昔タイで書いた映画のレビュー記事を、ふと再録してみることに (ブログ引っ越しの際に削除したもの)。
バンブルビー(2019年1月@タイ)
映画館で予告編を観てかなり期待が高まっていた映画、「バンブルビー」。ようやく観てきましたが、タイではすでに上映も終わりかけ。日曜だというのに自分を含め観客はたった3人でした。
トランスフォーマーシリーズは前作を観ましたが、個人的にはあまりツボではありませんでした。子供向けにしては残酷だし、かといって大人向けにしてはストーリーがちゃち。
CGがすごくてお金をかけているのはわかるけれど、どうやって観たらいいのかわからなかったというのが正直なところ。
そして今作。トランスフォーマー第1作の20年前 (1987年)、バンブルビーと少女チャーリーを主役にした前日譚スピンオフ作品だそうです。
何が良かったかって、まず80年代のMTVで流れていた曲がバンバンかかります。これだけでも当時を思い出し懐かしさ全開。
故あってバンブルビーもなかなか戦闘モードにならず、前半はユーモアあふれる描写が続きます。と言いつつ、ところどころに挿入される敵軍との戦闘描写はさすがの迫力。
オートボット (ロボット) 同士の戦いだというのに、もう喧嘩上等、ガチでマジのタコ殴り。これには観ているこちらも思わず力が入ります。
チャーリーは家族との疎外感に悩み、それをバンブルビーとの友情で埋めてゆくストーリーには涙を誘われます。ちょっとだけロマンチックな青春モードもありますが、最後までほんのりで終わるのがよかった。
そしてやはりクライマックスの決戦は熱さ100%。え?参戦機体少なくない?とかいろいろ思いましたが、そこは大胆に割り切った演出でしょう。これはこれで正解だったと思います。
映画バンブルビーは、トランスフォーマーというフォーマットを使い、少女の成長、家族の絆、異種生命体との友情、そしてド派手なアクションを、80年代テイスト満載で描いた傑作です。