なれずしのルーツとも言われるタイの「プラーソム」。バンコクのクロントゥーイ市場で買って食べてみたところとても美味しかったので (⇒コチラ)、いつか日本で「鮒ずし」を食べてみたいなと思っていました。
そして先日、ついに念願の鮒ずしとご対面。知人と会うため滋賀県に行った際、お昼ご飯を食べたあと車でお店に連れて行ってもらいました。琵琶湖のほとりにある「魚治」という老舗です (⇒お店HP)。
道を挟んで目と鼻の先には琵琶湖が。よく晴れて気持ちの良い一日でしたが、静岡にくらべたら寒かったです。
こちらが買ってきたもの。原材料は琵琶湖産のニゴロブナ、塩、米のみ。カットしていないリーズナブルなものもありましたが (お腹に抱える卵の量で値段も上下)、そもそも切るのが大変ということで、素直におすすめの商品を購入しました。
まずはそのままでいただきました。思っていたより塩味はきつくなく、代わりにとても酸味が濃い。酸っぱいヨーグルトをさらにギュッと凝縮したような、強烈な酸味。よく「臭い、臭旨い」などと聞きますが、嫌な臭いは感じず、発酵食品独特の高貴な香りと、後を引く奥深い酸味で、写真の分はパクパクと平らげてしまいました。
アレンジ調理も楽しみです。酸味が合う料理ならなんでも美味しそう。