その意外な組み合わせから、当初は知る人ぞ知る駅そばとして界隈では有名だった、富士見そばの「チーズそば」。お店は上り下り両方のプラットホームにあります。
経営は駅弁大手の「東海軒」(⇒過去記事)。鯛めしなどの駅弁も買うことができます。
揚げ玉とモッツァレラチーズがたっぷりかかったチーズそば (550円)。麺は立ち食いそばとしては標準的なやわらか仕様。お汁は味しっかり目、出汁感としょっぱさもありつつやや甘めで美味しかったです。
さて、和風出汁にチーズは合うのかな、合わないのかな。ゆっくり噛み締めて食べてみましたが、けっして合わないことはないものの、チーズとの相乗効果で一段美味しさがアップするかと言われたら、ちょっとそこまでの確信は持てませんでした。でも、ぜんぜん邪魔はしていませんでしたよ。
チーズそば用なのか、立ち食いそば店としてはたぶん珍しい、タバスコがテーブルに置かれていました。
素直に普通のおそばを食べた方がいいのかもしれませんが、写真のかき揚げそば (500円) はあまりにも普通で、あえてこれを選ぶこともないかなというお味でした。ならやっぱりインパクト勝負でチーズそばか。。
いや、だったらぜひラーメン (600円) を食べてほしいです。駅のプラットホームという独特の雰囲気の中で食べるラーメンは、この安っぽい (いや王道の) 味が、胃袋に染み渡りました。おすすめ。
チーズそばについては確認の意味で、自分でも家で作ってみました。カップそばに溶けるチーズを載せただけですが。これは正直バランスが悪かったです。お汁の化学調味料的な旨味と、駅で食べた物よりミルク感の強いチーズのミルク臭が、ちょっと喧嘩していた感じ。くらべたら駅で食べたものは、十分美味しかったです。
※参考過去記事:カップ麺にちょい足し他