A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

茶樹やぶきた母樹(静岡県指定天然記念物)

南幹線から静岡県立美術館に続く上り坂の途中に、天然記念物の茶樹が生えています。それは「やぶきた」の母樹 (原樹) で、たまたま竹やぶの北側にあったことから、その名がつけられたそうです。

やぶきたは安政4年 (1857年) にこの地で生まれた杉山彦三郎が見出した優良品種です。やぶきたは国内の茶の栽培面積の7割以上を占める、いわば日本茶のNo.1品種。実家のお茶畑も、ほとんどやぶきたでした (一部、狭山みどり)。

県立美術館は飼い犬の散歩によく訪れますが、周辺にこうした貴重なものがあったことはつい最近知りました。県立美術館の敷地内にもやぶきた (薮北) が植えられています。なぜだろうと思っていたのですが、こういう理由があったんですね。

下の写真は在りし日の実家のお茶畑。自分は継がなかったので、今はもう雑木林になっています。