静岡流通センターの一画にあるラーメン屋さん「らぁ麺ここん」。何を食べても美味しいのですが、やはり一度は「クセ煮干し」を食べてみたいところ。水曜日限定で、しかももともと夜は営業していないお店なのでなかなか出会いづらいですが、時間をやりくりしてでも行って食べてみたい一品です。(営業時間07:00-14:00、水曜10:00-14:00、日曜休み)
■醤油らぁ麺 (800円)
鶏+煮干し+節のスープはバランス良く抜かりのない味。なんとなく、良くも悪くももっとシンプルな醤油味かと思っていたら、想像以上に奥行きのある、深い味わいのスープでした。美味しかったです (写真は味玉追加/+100円)。どのラーメンにも共通ですが、チャーシューがモチモチしていて肉の香りがとても良く、こんなに美味しいチャーシューはなかなか他店ではお目にかかれないなと思いました。
■鶏ガラ中華そば (880円)
完全に昔ながらの中華そば (クリアな醤油スープのラーメン) を予想していたのですが、濃厚な鶏ガラスープは想像の3倍コッテリでした。テーブルに運ばれきた丼を見て、最初は「濃厚醤油」と間違われたかと思ったほど。鶏好きにはたまらない一品。
■濃厚醤油らぁ麺 (900円)
名前どおり濃厚、けれどもトロトロに乳化したスープは少し甘みもあって魚粉の味・香りが鮮烈で、朝からするするいける一品。スープは全部飲み干しました。これも鶏ベースなのかな。美味しいなあ。
■クセ煮干し (930円)
セメント色のスープが異様な迫力を醸し出しています。味は想像どおりと言ってはなんですが、煮干しの旨味も苦味も丸ごと全部入った、スペシャル感満載なドロドロスープでした (でも苦味は思ったほどではなかったです)。刻みタマネギがまたスープと相性抜群。この美味しさがわかればもう大人かなと。他のラーメンがどれも美味しいので、次もまたこれを連チャンで頼むかと言ったらたぶんそれはないなと思ったりもしますが、必ずやまたもう一度食べたくなるであろう、まさにクセになる味わいのラーメンでした。
■水だし煮干しかけ (500円)
クセ煮干しと違ってこちらは煮干しの旨味のみで構成されているスープ。苦味・えぐみは一切なし。シンプルだけれどめちゃめちゃ美味しいです。個人的にはこれこそ「これでいいんだよ」なラーメン。チャーシューは載っていませんが、この美味しさで1杯500円は本当にお値打ち価格だと思いました。ありがたや。