今まで住んだ国でそれぞれ印象に残っている動物をピックアップ。その2です。住んだ年代順に。(その1はコチラ)
エチオピア
一番好きなのはアビシニアコロブス。森の賢者といった佇まいが最高です。南部州でよく泊まったホテルの庭先にいつもいて、毛並みの美しさに惚れ惚れしていました。地方州の森林地帯を走っていた時にも何度か見かけました (⇒過去記事/南部州出張記)。
驚きというより懐かしく見入ってしまったのが、ソマリ族の人が連れて歩いていたラクダの群れ。これ以外に北部でもラクダの群れを率いて歩いている人を見ました。エチオピアには様々な部族がいて、地域によって独自の伝統文化を見ることができます。
本来はこれぞエチオピアと言うべきブラックライオンですが、思っていたほど黒くはなく、言われて初めて「ああ、これが」という感じでした。全身真っ黒かと思っていたら、たてがみなんですね。
トンガ
トンガでもっとも目にする動物、これはもう豚 (プアカ) です。自分はとくにババウ島やエウア島など地方によく行っていたので、首都があるトンガタプ島よりだいぶ生き生きと、村を闊歩する豚たちをよく見ました。実はどれも飼い豚で、夕方になるとちゃんと自分の家にもどるのだそうです。
豚は見れば見るほどかわいくて愛着が湧くのですが、豚の丸焼きはトンガのご馳走でもあって、しかも本当に美味しいので (皮はパリパリ、お肉はジューシー)、いつもちょっと複雑な気持ちでいただいていました。
トンガと言えばホエールスイム。ババウでクジラと一緒に泳いだことは一生の思い出です。幸か不幸か想像よりもずっと近づくことができて、海の中では内心ドキドキしっぱなしでした。(⇒過去記事/ババウ島/ホエールウォッチング
フィジー
フィジーは動物をほとんど見かけませんでした。なので動物の印象がないんですよね。写真フォルダを見ても我ながら驚くほど動物の写真がありません。フィジーでちょっと特徴的なのはマングース。サトウキビのプランテーションにインド人労働者とともに連れてこられたのがマングース (ヘビ対策) だそうで、郊外を車で走っているとよく道路をサッと横切る姿は目撃しましたが、素早いので写真は1枚も撮れませんでした。ということで、手元にはヤサワの海で撮った魚の写真と、我が家の庭でいつもケロケロ鳴いていたカエルの写真しかありませんでした。(⇒過去記事/フィジーのリゾート/ボタイラビーチリゾート)
インドネシア
世界的に有名なコモド島のコモドドラゴンは、年に何回かある連休で行こうとすると、もう3ヶ月くらい前から飛行機の予約が満杯で、結局最後まで見に行くことができませんでした。なので印象に残っている動物といえば、まずは漆黒の鶏「アヤムチュマニ (Ayam Cemani/アヤムセマニとも)」。1枚目はジョグジャカルタ、2枚目はジャカルタの鳥市場 (Pasar Burung) で見たもの。とにかく姿がカッコイイんですよね。
あとはコピルアックでおなじみのジャコウネコ。人間に捕まえられカゴの中でゴロゴロしている姿は、ちょっとかわいそうではありますが、なんともユーモラス。1枚目はジョグジャカルタのコピルアック直売所、2枚目はジャカルタのペット屋通り (Jalan Barito)。まあでも意味もなくペットにしてはいけませんね。
タイ
今まで住んだ国で一番動物を身近に感じたのがタイ。といっても、コンビニ犬、お寺犬、そして市場の猫とかが大半です。新型コロナで息が詰まる様な2年間を過ごしましたが、一歩アパートを出れば必ず犬か猫を目にし、近づいてなでたり写真を撮ったり、だいぶ精神安定剤になってもらいました (⇒まとめ記事)。
職場には大きな池があったので、オオトカゲも日常的に目撃しました。最初こそ驚きましたが、慣れてくるとなかなかかわいいものです。
あとはヘビ。タイと言えばコブラショーなんかが有名ですが。驚いたのは仕事で研修コースを行った時、教室にヘビが現れたこと。当然ですがタイ人もヘビは怖い。なかなか捕まえられず、けっこうな大捕物になってしまいました。負傷者が出なくてよかったです (毒があるヘビかどうかもわかりませんが)。