A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

カオカームー@ジェープアイ

ワット・ピチャイヤートを出た表通りにある「ジェープアイ (เจ๊ป๋วย)」で、念願のカオカームーをいただきました。実に3年越しの成就です。最初にここを訪れたのは、2019年3月のこと。ワット・ピチャイヤートワット・アノンを見た帰り、お店の前を通ったとき目に飛び込んできた、豚足を煮込んでいる大鍋がもう本当に美味しそうでした。

その日はお昼ご飯を食べたばかりだったので、その翌週か翌々週に出直して来たのですが、午後3時閉店のところ、2時半に行ったらもう店じまいしていて、食べることができませんでした。ひと月後くらいに、こんどはお昼時に行ったら、満席&何人もの行列で、断念。

その後も一度、土日ではない祝日のお休みの日に行ってみたら、営業していませんでした (このパターンはわりとあります)。そうこうしているうちコロナ禍になって、2020年は一度もお店を訪れることはありませんでした。2021年はワット・トーン・ノッパクンLittle Mei (ちまき屋) に行ったついでに立ち寄りましたが、どちらの時も開いておらず、ここでもう心が折れました。

もう無理かなと思っていましたが、なんだかずっと心に引っかかっていたので、重い腰を上げ、再びチャレンジすることに。しかし先週末、日曜の朝に出かけたところ、またもやお店は閉まっていました。Googleマップでは毎日営業という情報なのに。。しかしこうなると、もう意地でも食べなければと、逆に闘志に火がつきました。

そして翌週、こんどは土曜の朝、なんとなんと、ついにお店が開いていました! お客さんはテイクアウト待ちが2、3人のみ。自分は店頭に広げられたテーブルに着座して、カオカームーの全部入り (トゥックヤーン) をオーダー (70バーツ/240円)。こちらの拙いタイ語にも、店員さんは丁寧に対応してくれました。

f:id:ishigaki10:20220320012004j:plain

f:id:ishigaki10:20220320012016j:plain

f:id:ishigaki10:20220320012028j:plain

待つことしばし、目の前に運ばれてきたお皿の、なんとにぎやかなことか。ご飯が見えないくらい具材がぎっしり。美しい脂のテカリ具合、かぐわしい香り、そこには完璧な調和がありました。個人的には色味的にもパクチーを散らしてほしいけれど、カオカームーにパクチーを載せるお店ってあまりないんですよね。

f:id:ishigaki10:20220320012158j:plain

味もまた抜群。甘しょっぱいタレ (煮汁) は濃すぎず薄すぎず、絶妙な塩梅。豚足はよく煮込まれて、肉はホロホロ、脂はトロトロ。モツ、血のゼリー、揚げ豆腐、煮卵、そして漬物、すべて文句なしでした。

とくに漬物は酸味がキリッとしていて、ふだん漬物がちょっと苦手な自分でも、美味しくいただくことができました。脂っこい豚足と漬物の組み合わせも、これなら必然だと納得でした。

いやあ、本当に美味しかったです。だいたいどこで食べても同じように美味しいカオカームーですが、ここのは "Something" がありました。レビューを読むと、午後はタレが濃くなってまた別の味わいなんだそうです。そちらも食べてみたい。

【過去記事】
 ⇒カオカームー
 ⇒ソムチャイ@サパーンクワイ
 ⇒カオカームー@ポー4
 ⇒トロークガイ@サトーン