A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

Chuan Kitchen(ドライラクサ≠ミーアチェ)

大晦日にインドネシア時代の職場のナショナルスタッフがZoom同窓会を企画してくれ、自分も短時間ながら参加し、当時の同じ班のインドネシア人スタッフ、日本人スタッフと久しぶりに顔を見ながら話をすることができました。

懐かしい話に花を咲かせましたが、途中、「タイでもインドネシア料理を食べている?」という質問が。自分もタイに来るまでは、同じASEANだしバンコクにはインドネシア料理のお店がたくさんあるだろうと期待していたのですが、実際はなかなかありません。

ないわけないよなと思いながら、当初はずいぶん探したのですが、これが本当に見つかりませんでした。終いには、インドネシア大使館のすぐ近くにあるモスクで、インドネシア人がいたら聞き込みをしようと考え、金曜日に出かけたこともありましたが、結局何も手がかりは得られず。

今はもうすっかりあきらめモードですが、それでもマレーシア/シンガポール料理と銘打ったレストランはいくつかあって、ミーゴレンなど簡単なものなら食べることができます (⇒Baba Thai)。もちろんまるでもの足りないし、純正インドネシア料理でもありません。

そんな中、最近見つけたのが、シンガポール料理店「チュアンキッチン (Chuan Kitchen)」。セントラルワールドの6階にあります。メニューを見るとナシゴレンやミーゴレン、さらにはルンダンも。ルンダンは "CNNトラベル" で世界一美味しい料理に選ばれたこともある、インドネシア西スマトラ州 (州都パダン) の郷土料理です。(※ルンダンはマレーシア、シンガポールにもあります)

しかし自分の中で、もう一度食べたいインドネシア料理の筆頭は "ミーアチェ"(⇒過去記事:アチェ訪問記)。チュアンキッチンにはミーアチェはないものの、当然ラクサがあって、しかも汁なしラクサ (ドライラクサ) もあります。汁なしは食べたことがなかったので、もしかしたらこれ、ミーアチェに近いんじゃ・・・、ふとそう思い、一縷の望みを胸にお店を訪問したわけです。

結論を言ってしまえば、まあやはりミーアチェとはぜんぜん違いました。ラクサらしい、ココナッツミルクが効いたマイルドなカレーヌードルでした。いや、美味しいんですよ。でもミーアチェはもっとパンチの効いたカレー味なんですよね。期待した自分が悪かったのですが。

あ、地味に烏龍茶も美味しかったです。中空ガラスカップがおしゃれ&実用的。次はルンダンを食べに来ようっと。(ドライラクサ175B+10%=192.5B/660円)

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ちなみに自分がインドネシアで食べてきた美味しい料理の数々は、カテゴリー「海外の生活」にまとめてあります。領土・領海が東西5000kmにも及び、多くの島々からなるインドネシアには、各地に個性豊かな郷土料理があります。その中でも個人的に強く印象に残った料理ベストスリーは、①ミーアチェ (バンダアチェ)、②サテキジャン (バンジャルマシン)、③ラウォン (スラバヤ) です (⇒インドネシアのグルメ・ジャカルタ編3 参照)。

【ミーアチェはこんな料理⇓】

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