神奈川県箱根町、大涌谷。地熱と火山ガスの化学反応を利用した名物の「黒たまご」は、生卵を温泉池でゆでると、気孔の多い殻に鉄分 (温泉池の成分) が付着します。これに硫化水素が反応して硫化鉄 (黒色) となり、黒い殻のゆで玉子ができあがります。
大涌谷には平安時代弘法大師によって作られたといわれている延命・子育ての「延命地蔵尊」というお地蔵様があります。このお地蔵様にあやかり、黒たまごを食べると寿命が7年延びると言われるようになりました。
実は7年という数字は、七福神のように7が縁起の良い数字とされていることからいつの間にか言われるようになったとのこと。ちょっと残念。ただ、科学的にも普通のゆで卵より旨味がアップしているそうです。あ、中身は普通に白いです。
ちなみに箱根といえばエヴァンゲリオンですね。ローソンもこんな感じに。
※2018年の記事を編集再録。