チャトチャック・ウィークエンドマーケットは、毎週土曜と日曜日限定で開かれるバンコク名物、チャトチャック公園の巨大マーケット。店舗数は1万以上とも言われており雑貨、衣料品、食器からペットにいたるまで何でも揃っています。1.13 km²の広大な敷地面積を持つマーケットは一日では回りきれないほど。
マーケットはセクションごとに商品が異なり、セクション1は世界の古本、セクション2~4はファッション、セクション5~6はヴィンテージアイテム、セクション7はアート、セクション11と13はペット用品、そしてセクション25~26にはインテリアアイテムが揃います。訪れる際には事前に"Map"を入手し、行きたいセクションを絞っておくと便利です! (タイ国政府観光庁HPより)
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※以下、2018年の記事を編集再録です。
パエリヤ食べて、犬を見て
土曜日、チャトゥチャック・ウィークエンドマーケットに行き、念願のパエリヤをいただきました。前回、お昼時に来たときはお客でごった返していたので諦めましたが、今回は朝10時に到着、この時間ならまだ余裕で座れました。しかしパエリヤの大鍋はすでに3つめを作り始めています。いったい一日でどれだけ売れるんでしょう。バケモノ店です。
1皿160バーツ/550円のパエリヤの味は、十分満足できるものでした。エビ、ムール貝、手羽元x2、ポークスペアリブ(極小)と具だくさん。魚介の出汁が染みたお米が本当に美味しかった。食べてよかったです。
腹ごしらえした後は、広い広いマーケットの中をひたすら歩き回り、1時間ほどかけてインドネシアのバティックシャツがないか探してみましたが、残念ながら見つかりませんでした。インドネシア語を話している店員のお店 (雑貨店) でよほど聞こうかと思いましたが、接客が途切れず断念。
それから、癒やしを求めてペットエリアへ行こうとしましたが、たかをくくってマップを使わなかったので、だいぶうろうろしてしまいました。本当に広いな。そのうち外に出てしまい、何やら魚ばかり売っている一角に出くわしたなと思ったら、その片隅にようやく数匹の犬が並ぶエリアを見つけました。
そこで目にしたものは、やけに雑なディスプレイをされ、狭いケージの中で卑屈な顔をしている犬たち。癒やされに行ったはずがなんだかどんよりしてしまいました。それでもこちらが目を合わせると、どこかぎこちないながらも嬉しそうに近寄ってきてくれます。なんだか余計に悲しくなってしまった。
その後、あらためてマーケットのマップをもらいつつインフォメーションデスクのスタッフに聞いてみると、やはりペット屋はマーケット内の別の一角にあるとのことでした。なんとなく気持ちがしゅんとしてしまい、この日はもう帰りましたが。
ペット市場と無毛のモルモット
前日はだいぶ時間をロスしたので、翌日、ちゃんとマップを参照しながらチャトゥチャック・ウイークエンドマーケットを散策。それでもあまりに広いため、思ったより時間がかかりましたが、ようやくペットを扱っている一角にたどり着きました。
前日に見た犬たちにくらべたら、エアコンは効いているしそれなりに売買も活発なので、良い悪いは別として、彼らにしてみたらラッキーなのかなと。新しい住処に行くチャンスは多そう。しかし犬はモコモコしたのが多かったな。インドネシアもそうでしたが、なぜこんなに暑い国でシベリアンハスキーを飼おうと思うのか。ステータスなんでしょうかね。
個人的にこの日一番の衝撃は、無毛のモルモット。初めて見ました。最初はギョッとしたものの、なぜか見れば見るほど可愛く思えてくる不思議。モルモットなら飼えるかなと、あれこれ想像してみました。うちのアパートはそもそもペット不可ですが、これくらいの小動物ならなんとかならないかなと思いつつ。
サウジアラビアで数年飼っていたトゲオアガマもいました。見つけた時は、これなら鳴かないし臭わないしペット不可物件でも交渉次第でいけるかも・・・とまた妄想をふくらませましたが、爬虫類はけっこう長生きだし日本に連れて帰れる保証もないので、やはり断念。
たくさん生き物を見ることができてだいぶ癒やされましたが、結局飼うことはできない現実も再認識し、若干肩を落としつつ帰宅の途につきました。
帰り道、電車の席に座りながら無毛モルモットのことを調べたら、もともと自然にいる種類ではなく、実験動物として作られた品種とのことで (剃毛を簡略化するため)、それを知ってまた少し考えさせられてしまったのでした。