ワット・シーチュム (Wat Si Chum/Sri Chum) はランパーンの町中にあるビルマ様式の寺院です。シーチュムは菩提樹の意 (北タイ語/チェンマイ方言)。
ラーマ5世 (在位1868-1910年) の統治時代に、ラムパーン周辺地域の豊富なチーク材の伐採に従事していたビルマ系木材商の寄進により、ビルマ様式の寺院として創建されました。1906年にはビルマからの仏舎利が納められたそうです。
当時、ランパーンはタイにおけるチーク材取引きの中心地であり、その扱いに長けたビルマ人がたくさん住んでいたそうです。そのため、功徳を積むという意味で彼らがビルマ様式で建てた寺院がランパーンには多いのだそうです。
1981年にタイ芸術局により国の史跡に登録されました。1992年の火災により礼拝堂 (ウィハーン) が大きく損壊しましたが、その後、同様の建築様式で再建されました。