「夏休み ハートはドキドキ!(Hormones)」は2008年のタイのロマンティック・コメディ映画です。高校生・大学生の夏休みの恋模様を4つの物語りで描いていますが、それぞれ独立したストーリーです。当時のフレッシュなヤングスターがたくさん出ている感じで、観ていて微笑ましかったです。ちなみにセクシー担当は蒼井そら。
■競争する恋
プーとマイはチェンマイのモテモテ高校生 (中学生?)。夏休みにバンコクから帰省したナナを巡って、どちらが先に電話番号を教えてもらうか競争をする。デートシーンあり、水着ありで、圧倒的にナナ (Pattie: Ungsumalynn Sirapatsakmetha、17才) が光り輝いています。この翌年に出た Bangkok Traffic (Love) Story でも小悪魔的な魅力が爆発していました。プー役はフェーンチャンで主人公ジアップを演じたCharlie Trairat。立派になって。
■歌手との恋
オーレックは台湾の歌手ティティーに憧れていて、バンコクで行われるライブを楽しみにしながら、中国語の勉強に励む毎日。しかし直前にライブは中止になり、失意のオーレックは彼の曲に乗せて、勉強した中国語を歌うビデオを作りティティーに送る。その後、家族で墓参りに出かけた先で奇跡の出会いが。オーレック (Focus Jirakul) がけなげで、観ているこちらもつい応援してしまいました。フェーンチャンの子役ノイナーが立派に育ったなあとしみじみ (10才→15才)。
■浮気の恋
ハーンは恋人ヌアンに会うためタイ南部のトランに出かけたが、列車の中で憧れの女優アオイ(蒼井そら)と出会う。アオイはパンガン島で開かれるフルムーンパーティーに一緒に行こうとハーンを誘い、ハーンはそれについていったが、ヌアンにばれてしまい別れを切り出される。タイ映画の蒼井そら、2本目です (もう1本は I Fine Thank You Love You)。
■片想いの恋
同級生のイケてる女の子シーに果敢にアタックするジョー。一度きつい言葉でふられてしまったジョーだったが、彼女の誕生日に一晩かけて学校の掲示板にシーへの大きな誕生祝いメッセージを残そうとする。ジョーの友達役はフェーンチャンでガキ大将ジャックを演じたChaleumpol Tikumpornteerawong。いろんな映画に引っ張りだこ。
どのストーリーもほろ苦さはあるものの、最後はちょっとハッピーな感じで終わっているのがよかったです。タイ語の原題は邦題とほぼ同じですが、なぜ英語の題名がホルモンなんだろう。。